ちょっと豪華にホテル内で広東料理を食べたいとき、おすすめのレストランをご紹介します。朗廷酒店(ランハムホテル)内の「唐閣」。こちらは、味もサービスもバッチリです。
「あれ?唐閣って鷹君酒店(グレートイーグルホテル)じゃなかったかな?」と思った方もいらっしゃるでしょうが、実は2003年10月からホテル名が「朗廷酒店(ランハムホテル)」に変更となりました。「唐閣」はそのまま残ってますのでご安心を。
広々としたレストランで、テーブル間の距離もしっかりあり、雰囲気は西洋料理レストランという感じなのですが、ここでは高級広東料理がいただけます。こちらのウェイターのサービスは非常に丁寧でタイミング良く、好感がもてます。頼む食材にもよりますが、ひとり300~400HK$ぐらいと考えればいいでしょう。アワビやフカヒレが入る場合は予算を多めにしてください。
今回はアラカルトで頼んだ品々をご紹介。
こちらは2001年度Best of the Best香港料理大賞海老料理部門で最優秀金賞を受賞した「金錢鮮蝦球(車海老と蟹味噌の炒め、豚肉と蟹肉入りコロッケ添え)」。当然のごとく、お店のおすすめメニューのひとつですが、車海老よりもコロッケがサクサクで美味でした。(280HK$)
香港は鶏料理が美味しいので、つい鶏を頼んでしまうのですが、こちらは「脆皮龍崗鶏(龍崗チキンのロースト)」。皮がパリパリですよ~。(145HK$)
「怡香金?牛柳巻(えのきの牛肉巻き、スパイシーソース)」とありますが、香港のスパイシーっていうのはそれほど辛くはないので、辛いものが苦手な方でも美味しくいただけると思います。(125HK$)
使ってる野菜は同じでも、家で作るのと全然違う料理になって出てくるのが、高級広東料理レストランの野菜料理。こちらは「瑤柱[扌八]時蔬(野菜と貝柱の蒸し煮)」、ブロッコリーのゆで具合が絶妙で美味しかったです!(125HK$)
マンゴー、グレープフルーツ、タピオカの素敵な組み合わせでとにかく美味しい「楊枝甘露」。実はこのデザート、私の大好物なのでちょっとうるさいのですが、こちらのは平均点以上なので、よかったら召し上がってみてください。(30HK$)
意外にも観光客よりも、予約なしで入ってくる地元香港人の若いお客さんが多かったです。早い時間帯なら予約しなくても入れると思います(香港の晩御飯の時間帯は8時前後から)が、夜8時以降の場合は予約いれたほうがいいでしょう。予約して行く価値のあるレストランのひとつです。
「唐閣 T'ang Court」
住所 尖沙咀北京道8号朗廷酒店1楼
1/F LANGHAM Hotel,8 Peking Rd,Tsim Sha Tsui
電話 2375-1133 内線 2250
FAX 2317-0222
営業時間 月~土 12:00nn-15:00pm(日・祝 11:00am-15:00pm),18:00pm-23:00pm
ランハムホテル 公式サイト
※1HK$=約14.5円(2003年12月現在)
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香港美食レストラン
vol.1「郊外で香港版スローフードを」
vol.3「シーズン終了間近の上海蟹を食す」
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