増加するドリンク・スパイク対策
ここ数年増加する一方のドリンク・スパイク(または、ドリンク・スパイキング)。睡眠薬や麻薬を混入したドリンクによる犯罪=ドリンク・スパイクは、クラブやバー、パブなどで夜間に被害に遭うケースがほとんど。そうした場所には近づかない、深夜の出歩きはできる限り避けることも賢明です。
アジア系旅行者が狙われやすいのは、一目で外国人であるとわかる、英語が不十分である可能性が高いためといわれていますが、被害に遭っているのは何も旅行者だけではありません。現地在住者(オージーでも)にも被害者が急増!
手口としては、観光客等を装って近付き、睡眠薬入りドリンクを飲ませて眠らせて、その間に金品を窃取するケースや、立てなくなった被害者をあたかも友人のように担いで店外へ連れ出し、人気の少ない暗がりなどで暴行、強姦に及ぶケースが多いよう。とはいえ、うっかり目を離した隙に、飲み物に薬物を入れられたケースもあるそうなので、とにかく油断は禁物です。
また、被害者は圧倒的に女性ですが、女性のみならず、男性が被害に遭うケースも多数報告されているので、十分注意のこと。
1) 女性同士少人数での夜間外出は避けること。女性が一人でバーやパブ、ナイト・クラブなどで飲むのは論外。
2) 見ず知らずの人からの誘い、ドリンクの勧めは受けない。
3) 混雑したクラブやバー、パブ等では、自分の飲み物や食べ物から目を離さない。
4) クラブやバー、パブ等には、できれば近づかないのが無難。