魔女の宅急便――

13歳の魔女キキが、一人前の魔女になる修業のために、黒猫ジジを連れて生まれ住んだ町を飛び出し、新しい町を探して初めての一人暮らしをしながら、自立してゆく姿を描いた、ご存知、アニメの巨匠・宮崎駿氏の作品のひとつ。

そのアニメ作品の中で、魔女キキが下宿したのは、新しく探した町の小さなパン屋さん。パン屋の屋根裏に住み、店番をしながら、宅急便=配達の仕事を待つ姿(パンのショーケースの上に頬杖(?)をついている)が印象的でしたよね?

その、キキが下宿したパン屋さんのモデルになったと噂されるパン屋が、タスマニアにある!という話(*)は、以前の記事「宮崎アニメの世界を旅する/魔女の宅急便編」でご紹介しましたが、今回、せっかく遥々タスマニアまで行くのだからと、ムリヤリこのパン屋さんまで足を延ばしてしまいました(笑)。

その“噂のパン屋”、もちろんキキが下宿した部屋(のモデルになったと言われている)にも潜入!その全容を明らかにします!!

ロスの街並み

(*)=オーストラリア在住の日本人、とくにワーホリ(ワーキング・ホリデーで滞在している若者)の間で伝説のように語り継がれている噂。

注意) あくまでも“日本人の間で噂になっている”ということで、宮崎氏ご本人が「ここです!」と言ったわけではありません。
また、この記事内では、「キキが下宿したパン屋さんのモデルになったと噂される」とは記さず(長いので)、「キキのパン屋(本当は“キキの…”じゃなくて、オソノさん夫婦のパン屋ですが)」で統一させていただきますので、ご了承のほどを。


キキのパン屋のある場所

キキのパン屋のある場所は、タスマニアの首都ホバートと北部第一の街ロンセストンを繋ぐ、タスマニア随一のメイン・ロード“ミッドランド・ハイウェイ=1号線”沿い、ロンセストンから約80kmのところにあるロス/Rossという小さな町。

このメイン・ロードは、『ヘリテージ(歴史)街道』と呼ばれ、歴史的な街並みが残る小さな町が点在している。このロスもまた、植民地時代の歴史を偲ばせる町で、ほんの15分程度で端から端まで歩けてしまいそうなほど、小さくてかわいらしい町(というより村?)でもある。

中でも石造りの“ロス・ブリッジ”(右写真)は、タスマニアの観光ポイントとしても有名。