満天の星の下でいただく、極上ディナー
サウンズ・オブ・サイレンス
果てしなく続く地平線に沈む夕陽――それは、都会ではけっして見ることの出来ない壮大なる大自然のドラマ。
そのドラマティックな一瞬に合わせ、ウルル(エアーズロック)とカタジュタ(マウント・オルガ)が見渡せる高台へ。乾いた喉をシャンペンで潤し、一口サイズのカナッペをいただきながら、アボリジニの古典楽器ディジュリドゥの調べに耳を傾ける。
大地の音と言われるディジュリドゥの音色が響き渡り、太陽が徐々にマウント・オルガの向こうへと傾く。――オレンジから紅色へと変化する空。
マウント・オルガのシルエットは絵画のように美しく、この瞬間、対面に位置するエアーズロックは、燃え上がるように真っ赤に染まる。こんな、心に染み入るようなサンセットは、ここでしか味わえない!
頭上で小さな星が輝き始める頃、テーブルがセットされたダイニング・スペースへと移動。低潅木が生い茂った荒野の、ちょっとだけ開けた平地に、テーブルと椅子がしつらえてあり、隅の方には薪(たきぎ)が煌々と燃えている。周りには何もない。これぞまさしく、大自然のド真ん中!でのディナー。
各自、指定の席へ案内され、ワインが振舞われる。まだ少しだけ残った夕焼けとマウント・オルガのシルエットが美しい♪
ここで、本日のディナーの説明。本日のディナーは4コース、ワインは飲み放題!前菜にはスープ、そしてメインは、クロコダイル(ワニ)やカンガルーといった、オーストラリアならではの食材を用いた料理と、ビーフや魚、チキン、サラダといった様々な料理が並ぶバフェ形式。最後のデザートも数種類が並び、コーヒーまたは紅茶となっている。
徐々に夜の帳(とばり)が降り始め、頭上にこぼれんばかりの星が瞬きだす頃、ディナー開始。まず、前菜が各テーブルに運ばれ、順番にメイン、デザートへ。それらが食べ終わる頃、南半球一美しいと言われるレッド・センターの満天の星空についての説明がある(*)。→次へ
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