本場のエスプレッソを立ち飲みしてみよう!
カウンターでカッフェを飲む。イタリアの習慣を旅行中に体験して |
ご存知、イタリア人はコーヒー好き。コーヒーと言ってもドリップしたコーヒーではありません。いわゆるエスプレッソ・コーヒー。シューっと音を立てるマシーンで抽出したエスプレッソ・コーヒーは、イタリアではただ単に「カッフェ」と呼ばれます。このカッフェを飲むために、イタリア人は一日に何回もバールに立ち寄るのは本当のこと。ぜひとも一度はこの本場のカッフェを飲んでみましょう。
とはいっても、イタリア人が集まる中に入っていくのもなかなか勇気が要る?でも、バールのルールを知っておけば大丈夫。独特なルールがあるバールですが、オーダーの手順はこんな感じに進みます。
【バール・オーダーの基本】
1. まずは、CASSA(カッサ)でオーダー。
バールには、「CASSA」と書かれたお会計のコーナーがあります。まずはそこでオーダーし、会計を先に済ませてしまいます。そこでレシートをもらい、カウンターへ移動します。
※先にカウンターでオーダーし、事後申告的にカッサで「●●飲みました」と報告してお金を払う場合もありますが、先にカッサへ行く方が多い。
2.カウンターでバリスタにレシートを差し出しもう一度オーダー。
カッサで受け取ったレシートを持って、カウンターへ移動し、バリスタにもう一度同じオーダーをします。とても(無駄の多い)面倒なシステム!です(苦笑)。バリスタにオーダーが通ると、カウンターに差し出したレシートにビリリと切れ目を入れてくれます。
3. バリスタから出されたカッフェを立ったまま飲む。
バールには、イス席のあるところもあります。その場合は、カッサを通らず、直接テーブルに座ればOK。オーダーを取りに来てくれます。混んでて(混んでなくても)気づかれない場合もあるので、そのときは、手でも振って「座ってますよー」と教えてあげればヨロシ。よくあることなので、「サービスが悪い!」などと怒らないように♪
また、立ち飲みの場合、レシートを差し出すときに、10チェンテージミ程度のチップを乗せるとよりこなれた風です。テーブル席の場合は、席を立つときにテーブルにあまった小銭を置いておけばよいです。
朝食時、ランチ後など、少しだけのカッフェをきゅっと一杯。濃いカフェインでピリッと気付け感覚で飲むのがイタリア風です。旅行中、一度くらいは試してみましょう。ちなみに、少なくて苦いカッフェには、少しだけミルクを入れたり、お砂糖を入れると飲みやすくなります。普段お砂糖を入れない人も、お砂糖を入れるイタリア流のカッフェの味を試してみては?
次ページでは、意外にバリエーション豊富?カウンターで頼みたいカフェメニューをご紹介。
⇒バールのカウンターで頼みたい飲み物