丘の上のワイナリー Andrea Obertoでテイスティング

photo by SAWA pasqua
ピエモンテ州はアルプスが近い!こんな間近にアルプスの山々
続いて2軒目のワイナリー「アンドレア・オベルト」へ。絵のようなラ・モッラの丘を走ると、ブドウ畑の織り成すグラデーションの向こうに雪色のアルプス連山を一望。朝は霧に迎えられ、昼には澄んだ空に浮かぶアルプスを望めるなんて!なんて幸運なんだろうと感激です。

カンティーナ「アンドレア・オベルト」は、モンテ・ビアンコ~チェルヴィーノ~モンテ・ローザの美しい絶景を180度見渡せる丘の頂上にあり、到着した私たちは、カンティーナの若き後継者ファビオ氏と共に、ブドウ畑と雲とアルプスが3層に重なる雄大な風景を楽しみながら挨拶を交わしました。

ファビオ氏はお父様と一緒に、ファミリーから受け継いだ畑を拡大しながら、新しいワイン造りに取り組んでいます。ここでは、バルベーラ・ダルバ、樹齢50年以上のバルベーラ・ダルバ・ジアダ、ランゲ・ネッビオーロを比較試飲させていただきました。

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カンティーナAndrea Obertoでも、もちろんテイスティング!
バルベーラ・ダルバは、クリーンなスミレ香と心地よい酸のバランスが素敵。ジアダは、アルコール14.5%とリッチながら、ビロードのような滑らかさと落ち着きのある酸をもつ、エレガントなワイン。ネッビオーロは若いバラを思わせるアロマがしっかり感じとれました。澄んだ空気の中で、感覚も冴えたようです。

ファビオさんは、彼のバルべーラはアンティパストから肉料理まで相性が良いことを強調されていました。バルベーラの上質な酸は、オリーブオイルのハーブ香やロースト肉の風味をぐっと引き立てるだろうと容易に想像できます。この土地の個性を守りながら、豊かで洗練されたワインを追求する姿勢が、テイスティングでしっかり感じられ、素晴らしいひと時でした。                   

3軒目はワイナリー Livia Fontana

photo by SAWA pasqua
カンティーナLivia Fontanaの大樽
3軒目は、ラ・モッラのすぐ隣村カスティリオーネ・ファレットにある「リヴィア・フォンターナ」。当主の女性醸造家リヴィアさんは、チンチアさんおお友達でもあり、フロリダから戻ったばかりでお忙しい中、とても温かく迎えてくれました。

リヴィアさんは、この土地で6世代も続く伝統的なワイン生産者カッシーナ・フォンターナの後継者のひとり。180年を経た急斜面の畑や、重厚な大樽が並ぶ蔵からは、きっと豊かなワインが造られているに違いない! 私たちは‘大粒のノッチョーレ’を囲み、会話を楽しみながら、ランゲ・アルネイス、インシエメ 、バローロの3種を味わわせていただきました。

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ここでももちろん、テイスティング。楽しいひととき
アルネイスは、黄金色の落ち着きのあるスタイルで、ノッチョーレの香ばしさとコクを引き立てていました。2本目のインシエメは、ピエモンテの醸造家が創意を持ってつくる自由なワイン。リヴィアさんのインシエメは、バルベーラ・ダルバ70%とネッビオーロ30%のブレンドで、上質なブドウをフレンチオークで24カ月熟成させる長熟型ながら、輝きのあるガーネットが美しい。醸造家と一緒にインシエメを試飲できるなんて、本当に貴重な経験でした。

最後に、リヴィアさんは、バローロを大きなボール型グラスに注いでくれました。急斜面の畑や、大樽を連想させる滋味あふれるワインで、バローロの難しさなど全く感じさせないしなやかなタンニンと、かすかな野趣が心地よく、2杯目をリクエストしてしまった程です。

「リヴィア・フォンターナ」は、有機農法を実践しており、品質管理においてはCSQA、IQNet、CISQから認定保証も受けています。リヴィアさんの2人の息子さんたちも、ワイン醸造を志しているそう。「尊敬されるお母さんですね」と問いかけると、自信に満ちた笑みを返してくれました。この日はデンマークからも来客。リヴィアさんは大活躍のマンマなのです。

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