アスティから車に乗って、モンフェッラートの丘へ

photo by SAWA pasqua
冬場は霧が出るトリノ周辺
11月某日
朝、トリノから電車に乗って、約40分のアスティ駅に到着。アスティ駅前で、チンチア・トレンキさんが、笑顔で私たち夫婦を迎えてくれました。

すぐに出発した車は、まずアスティから北へ向かい、小さなポルタコマーロ村の村落に入って行きました。

すると、なんと幸運なことに、目の前にはネッビア(霧)に包まれた幻想的な光景! ブドウ畑の丘陵の向こうにはロマネスク建築のモンテマーニョ城が見えました。かわいらしい潅木畑が続く道沿いで、「何の木?」と尋ねると、チンチアさんは「あれはピエモンテ特産のノッチョーレ(ヘーゼルナッツの一種) 後で食べましょう!」と上機嫌です。

美しい田園風景に夢中になりながら、私たちはモンフェッラート・カザレーゼの丘にあるカンティーナ「ブリッコ・モンダリーノ」に到着しました。

モンフェッラートのワイナリー Bricco Mondalinoで初試飲!

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ワイナリーBricco Mondalinoにて
「ブリッコ・モンダリーノ」は、標高350メートルの丘に恵まれた畑を持ち、年間10万本のワインを生産しているワイナリー。

当主のガウディオ・マウロ氏は、とても気さくなお人柄で、彼のワインが紹介されている日本の本を持って私たちを歓迎してくれました。 

マウロ氏は、醸造設備を案内しながら、赤いイタリアンカラーのコンクリートタンクを使い続ける理由や、バルベーラ種のスタイルの違い、モンフェッラート固有の品種グリニョリーノの個性などをわかりやすく説明して下さり、私からも、日本にも甲州という固有品種があり、日本料理と相性がよいワインが作られていることを紹介。

 

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Cinziaさんとテイスティング用のサラミ
醸造設備の見学の後は、テイスティングルームへ。案内されたテーブルには、立派なサラミとパルミジャーノ・レッジャーノが用意されていて、豪華な香りにうっとりです。サラミ、チーズと共に、モンフェッラート・コルテーゼ、バルベーラ2種、グリニョリーノをテイスティングさせていただきました。モンフェッラート・コルテーゼはガヴィよりも標高が高い畑で栽培されるため早摘みで、アルコール度が若干高く骨格のある味わい。グリニョリーノは淡い色調ながら、タンニンがとてもしっかりしていて、サラミとの相性が抜群でした。

最後に、ステンレスタンク内で若々しく微発泡している甘口マルヴァジアを!なんと素敵なこと!素晴らしいティスティングタイムでした。      

ランゲでランチ。白トリュフで乾杯!

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7種類のチーズにマルメロのジャム
「ブリッコ・モンダリーノ」を後にした私たちは、ランゲ方向へ。チンチアさんは、車を豪快に飛ばして、ランゲの見事な眺めが一望できるラ・モッラ村へ入りました。

ここはバローロ最高峰の地区。可愛らしい街並みの一角にある、チンチアさんおすすめのリストランテ「L'Osteria del Vignaiolo」でランチをすることに。

店内に入ると、種類豊富なチーズと白トリュフに目が釘づけ。Benvenuti (Welcome to Piemonte)!と出会いに乾杯し、洗練されたランゲの郷土料理を美味しくいただいきました。食後にいただいた7種のチーズの盛り合わせは、お皿に添えられたジャムのとても深みのある美味しさに感激。チンチアさんからマルメロのジャムCugna だと教わりました。

月曜日だというのに店内はほぼ満席。地元の方はもちろん、遠方からも車を飛ばしてくるだけの価値のある店でした。    

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