ローマ/ローマの観光・美術館

アン王女の寝室に、記者会見場は実在する!! ローマで「ローマの休日」に浸る!

公開から50余年を経た今尚、魅力のあせない永遠の名画「ローマの休日」は永遠の都ローマで撮影されました。撮影された実在するスポットへ行って見ませんか?! 映画のシーンに紛れ込んだ感覚を味わって!

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

ローマと言えば……やっぱり「ローマの休日」!

王女と新聞記者の恋愛を綴った永遠の名作「ローマの休日」。公開から50年経った2003年には、製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版も発売されるなど、一向にその魅力が色あせる気配はありません。歴史に残る映画が撮影されたのは、そう、永遠の都ローマ。コロッセオやサンピエトロ大聖堂など、観光すべき世界遺産も数知れない観光王国でありますが、スペイン階段、真実の口、と映画によってすっかりお馴染みの「必須観光スポット」となった場所も数知れず。

そして、映画が撮影されてから半世紀が経っているというのに、ローマの街自体が撮影当時とあまり変わってないというのも映画ファンにはウレシイ限り。映画が撮影された場所が見たい~というファンの期待を裏切らない、つまり、まるで映画のワンシーンの中に紛れ込んだよう!な感覚に場合によってはなれるわけです。(映画はモノクロですから、カラーのローマでどれだけイメージを膨らませられるか、っていうのが大事です)500年ほど風景が変わらないローマです。今さら変わりようがないんですね~。そんなローマの50年前なんていうのは、つい先日のこと。なのです。


徹底的に「ローマの休日」に浸ってみる!

『ローマの休日』この作品で主演のオードリー・ヘップバーンはアカデミー最優秀主演女優賞に輝いた
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あまりにも有名なスペイン階段は、いつも観光客でいっぱい!
さて、そんなローマに行くなら、「ローマの休日」撮影地を見てみたい

例えば……
「スペイン階段でジェラート食べたい。」
A:階段で飲食厳禁になりましたので、ちょっとムリです。それに、スペイン階段のそばに美味しいジェラート屋さんがありません。座ることは出来るので、アン王女と同じ場所に座って写真を撮ってみるのはいかがでしょう。

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アン王女がタバコを吸っているところを撮られたのは、パンテオンの横にあるバールという設定
「真実の口に手を入れて写真撮りたい。」
A:これは可能です。ただし、実は「真実の口」はサンタ・マリア・コスメディアン教会にあるので、教会が開いている時間に行かなければいけません。

「トレヴィの泉のそばで、アン王女が髪を切ったところで髪を切りたい!」
A:(今までで一番ナイスな希望でした)
残念ながら、トレビの泉の周りに床屋さんはありません……。

などなど。基本的な観光スポットはガイドブックにお任せして、ここでは、もっと穴場の「ローマの休日」観光スポットをご紹介しましょう!マニアなファンの間では、「アン王女がタバコを吸ったパンテオン広場」や「アン王女が抜け出したバルベリーニ宮殿」なども映画撮影スポットとしては有名になっていますが、まだまだあります。知られざる穴場!


次のページでは、アン王女の寝室に侵入?!
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