■ナポリを出発!マテーラへ ローマを出発した私達は、ナポリへそして、アマルフィ・ポジターノの 優雅(?)なドライブを楽しんだ後、いよいよ未踏の地(私達が)、 バジリカータ&プーリアを目指し南下しました。
ナポリから再び高速A3に乗り、一路「マテーラ」へ。 快調快調。バンバン飛ばしてサレルノを越え、ポテンツァにつくまで 高速道路の指示どおり。ほんっとに簡単です。 ポテンツァで高速道路は終了。バイバス風のこれまた走りやすい道路(407号線)で、 さらにバンバン飛ばします。 「荒涼とした南イタリアの大地!」をイメージしてたら、 これがどおしてどおして。緑色の丘に白い岩がゴツゴツと顔を出す、 独特の景観が続く。ダイナミックで美しいドライブコースです。
ナポリからマテーラまでこんな調子で走ると、ざっと3時間程度。 さみしーい南イタリアのイメージを覆す、モダンで安全な雰囲気の漂う、 マテーラ新市街に到着します。
■世界遺産「サッシ」の街・マテーラ マテーラと言えば、サッシ。貧しい時代の名残の洞窟住居が代名詞の街です。 私達が宿泊したのは、「窓からサッシが見える」といううたい文句のホテル「イタリア」です。 正確には「窓からサッシが見える部屋もある」ホテル。 やはりサッシ側の部屋は人気なので、予約で一杯でした。 でも、最上階のテラスからは、サッシを一望(写真右下) できるので、部屋から見えることに こだわらなければ、それなりに満足できるホテルでしょう。
新市街とつながってサッシ地区があります。 新市街、サッシ地区合わせても1日あれば充分見てまわれる規模。 坂や階段で入り組んだサッシで迷ったとしても、です。 うーん、それにしても真夏のサッシ観光は、ちょっと厳しそう。 照りつける太陽を遮るものがなく、白い岩肌から照り返しも強くて、 サングラス無しでは目が焼けそう。洗濯物も干した瞬間に乾きそう? 出来たら、朝や夕方などを選ばれることをオススメしますが、 ツアーなんかで炎天下の観光を余儀なくされる場合は、水を忘れずに。 途中水分補給しないと多分干からびます。 ちなみに、「サッシ」ってなんだかご存知ですか?? 歴史的な背景など知らないと「おお!・・・・・で?」と、 大パノラマに一瞬感動した後は、テンションが持続しません。 これは、勉強不足の私達の反省点でございます。 サッシ以外は何も無い渋い観光地ですが、 その景観は歴史や建築学的知識があれば、かなり面白いものです。 【オススメ図書】 「南イタリアへ!-地中海都市と文化の旅ー」陣内秀信著 講談社現代新書 840円■マテーラでは何を食べる? 飼ってる豚で手作りのサラミを作っちゃう家が 今でも普通に存在するバジリカータ州。 サラミのレシピを教わると、「先ず豚を絞めて・・・」から始まる。 そんな古き良き田舎な南イタリアでは、何を食べても美味しいですが、 マテーラでは唐辛子入りのサラミや豚肉料理が特に美味しい。 羊も臭みがなくて美味しい。 街にもレストランがいくつもあります。 メニューに「・・・della casa」(自家製)と表記されてるのを、 試したいものです。
■Albergo Italia アルベルゴ・イタリア 住所:Via Ridola 5 電話:0835-330087 料金:ツイン18万リラ前後、シングル15万リラ前後(朝食込)
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