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ピッツバーグで世界一周体験(2ページ目)

「アメリカのルネッサンス都市」といわれたピッツバーグの一番の見所といえるのがピッツバーグ大学のナショナリティルーム。26カ国の文化と装飾を象徴する教室が見学できます。

執筆者:大原 朱理

26カ国を駆け足で見学できるナショナリティルーム

オーストリア・ルーム
ウィーンの宮殿の中で勉強しているような錯覚に陥る、「オーストリア・ルーム」 写真提供:Pittsburgh CVB
一階のナショナリティルームのインフォメーションデスクに行くと、自分で見学できるために、各国の教室のドアを開ける鍵とテーププレイヤーを渡されます。日本語テープもあります。

ナショナリティルームは、大学で勉強する学生に国際的な環境を与えることと、歴史的にピッツバーグに影響を及ぼした各国の文化、歴史、建築、装飾などをピッツバーグに訪れる人に広く紹介しようとして、各国を代表する教室を作ったもので、ピッツバークが国際都市であることを肌で感じられるスポットです。

どのドアにも共通に使える鍵でドアを開けると、チェコスロバキア、ドイツ、イタリア、ハンガリー、インド、日本、中国、フランス、イギリスなどの文化と装飾を代表する教室が目の前に広がります。

インドの哲学を勉強するときはインドの教室で、シェークスピアを勉強するときはイギリスの教室で、といった具合に授業が開かれるということで、ここで勉強できる学生は幸せだなとまた思いました。

日本の教室は江戸時代の民家を模したもので、1999年京都の建築家が日本で作ったのものを解体し船便で運び、4週間かけてピッツバークで組み立てたのものです。土間、大黒柱、床の間、障子など日本の建築に使われる様式を忠実に再現した部屋で、源氏物語の巻物も展示されていました。

【ピッツバーグ大学、「ナショナリティルーム」データ】
アイルランド・ルーム
12世紀の礼拝堂をモデルにして作られた、「アイルランド・ルーム」 写真提供:Pittsburgh CVB
Nationality Rooms, Cathedral of Learning
オフィシャルウェッブサイトhttp://www.pitt.edu/~natrooms/index.html
オープン時間 :月~土:9:00 am - 2:30 pm
日・祝日:11:00 am - 2:30 pm
休館日: サンクスギビング、12月24,25,26日、元旦
入場料 :大人 $3.00 8-18歳 $1.00
住所 :University of Pittsburgh
Fifth Avenue and Bigelow Blvd
Pittsburgh, PA 15260
地図Yahoo! Maps
電話 :412-624-6000


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