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シンプルがベストのNY流フラワーデザイン NYフラワーデザイナー後編(2ページ目)

NYでもトップクラスのフラワーショップに勤めアレンジを学び、フラワーアレンジメントのクラスを自らはじめた女性にインタビュー。

執筆者:溝口 弘恵

お花が好きじゃないとできないアレンジメントのクラス

「家でフラワーアレンジメントのクラスをやるようになってからは、月水金と大忙しです。家では花をいい状態で保存できないので、その日に使う花は、朝早くからフラワーマーケット(28ST 6-7Ave)まで仕入れにいきます。普通は、業者しか買えないところが多いのですが、NYには個人でも買える店があります。

一人で花を仕入れるのにも限界があるので、クラスは一日4、5人までと決めてるのですが、それでも両手で抱えて帰るときは、私の顔が前からは見えないくらい大きな花束になります。それを抱えて帰るので、けっこう肉体労働ですよ(笑)。フライトアテンダントも肉体労働だったけど、私って結構、体力勝負の仕事を好むのかもしれませんね。花を仕入れた後は、すべての花の水あげをします。手もガサガサに荒れるし、好きじゃないとできない仕事かもしれません。

マンハッタンのマーケットの相場は他の地域とくらべると、やはり高いです。バラはエクアドルやオランダ産、ランなど南国系の花はアフリカからといった輸入ものがほとんどですし。

私の生徒さんたちは、もちろんお花が好きな人で、NYスタイルのアレンジを習いたいという人だけでなく、花を自分の部屋にかざりたいのだけど、素敵なお花屋さんで買うのはちょっと敷居が高い、その辺のショップやデリでは、素敵ないい花がなかなか手に入らないからと、私がマーケットで新鮮ないい花をまとめて買ってくるのもあって、通ってくれる人もいます。

今、クラスで教えてるNYスタイルのアレンジメントは、1個のアレンジに、たくさんの花を使うことが多いので、日本ではこんなにたくさんの花を使ったことがないって、生徒さんたちから喜んでもらえます。こういう時こそ、やはり人に喜んでもらえる仕事だったと、やりがいを感じます」
クラスの風景。同じようにアレンジした花が並ぶと迫力!


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