航空券/航空券関連情報

2007年注目を集め始めた夢の世界一周航空券(3ページ目)

夢の世界一周航空券。今年はJALのワンワールド加盟やANAが加盟するスター アライアンスが10周年を迎えたこともあり、書籍・雑誌などでも世界一周航空券が注目されています。世界一周航空券の概略を紹介します。

執筆者:鳥海 高太朗

選び方の基準は?

エジンバラ城
エジンバラ城(スコットランド)。エジンバラへは、ロンドンからブリティッシュ・エアウェイズとbmi、パリからエールフランス、アムステルダムからKLMで行くことができます。
数ある世界一周航空券の中からどれを選べばベストであるのか?まずは行きたい目的地に、どの航空会社が就航しているのかをチェックします。ロンドンやパリ、ニューヨークなどの大都市であればほとんどの航空会社が乗り入れてますが、大都市以外に行きたい場合などは就航している航空会社が限られてしまうことがあります。もちろん行きたい都市に購入したい世界一周航空券で利用できる航空会社が就航していなければ、別途航空券を購入しなければならなく、出費も増えてしまいます。

例えばモアイ像があるイースター島(チリ)へ行くには、ワンワールドに加盟しているLAN航空がアライアンスで唯一路線を持っている為(サンティアゴ=イースター島)にその時点でワンワールド系の世界一周航空券がベストということになります。

また南アフリカへ行く場合には、南アフリカ航空が利用できるスター アライアンス世界一周運賃やラウンド ザ ワールド世界一周運賃のいずれかになります。

多少遠回りでも、いつも集中的に貯めているマイレージプログラムにマイルを貯めるために、利用する世界一周航空券を決めてからルートを組む人もいます。


マイルを貯めて帰国したらご褒美旅行

スター アライアンス
ANAやユナイテッド航空などが加盟する「スター アライアンス」は今年(2007年)5月14日に結成10周年を迎えました。マイレージも1つのプログラムで集めることができます
世界一周旅行でもう1つの楽しみがマイレージ。世界一周航空券のほとんどでマイル積算が可能となっており、移動も長距離になることから、1度の世界一周旅行で沢山のマイルを稼ぐことができる絶好の機会です。

利用クラス・利用ルール・積算するマイレージプログラムによっても異なりますが、最低でも帰国後に日本の国内線や近距離のアジア諸国への特典航空券に交換できるくらいのマイルを獲得できるので、世界一周旅行が終わって落ち着いたら、自分へのご褒美旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。

また、年末年始をまたがずに世界一周旅行に出かければ、各マイレージプログラムの上級会員に大きく近づき(マイレージプログラムによって条件・期間が異なる)、上級会員になれば、エコノミークラス利用時にもラウンジや優先チェックインカウンターの利用が可能になります。


北京
オリンピックが2008年夏に開催される北京。中国の航空会社のアライアンス入りも間もなくです。
世界一周航空券で来年(2008年)注目されるのが、北京オリンピックも開催される中国。これまでは中国系の航空会社は3大アライアンス(スター アライアンス、ワンワールド、スカイチーム)のいずれかにも加盟をしていなかった為に、世界一周航空券を使って中国国内を周遊するには別に航空券を手配する必要がありましたが、今年度中(2007年度)に中国国際航空(CA)と上海航空(FM)がスター アライアンスに、中国南方航空(CZ)がスカイチームへの加盟が予定されており、加盟が実現すれば世界一周航空券で中国国内線を利用できるようになり、より一層世界一周航空券の幅が広がります。

各々の世界一周航空券については、今後All About「エアチケット」記事で取り上げる予定です。

【関連リンク】
スター アライアンス
ワンワールド
スカイチーム
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