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今年注目の人:エアトランセの江村林香社長(3ページ目)

日本で初めての航空会社の女性社長として活躍中。2005年3月に函館=帯広線を就航した「エアトランセ」の江村林香社長にお話を伺ってきました。

執筆者:鳥海 高太朗

将来のライバルは高速バス

ガイド:
2号機
2005年12月就航予定の「エアトランセ」の2号機

いよいよ、念願の2号機の就航も間近ですね。

江村さん:
そうなんです。2号機の就航に伴い、2005年12月24日より、函館=新千歳=帯広線が、現在の1往復から2往復になり、函館=帯広線の直行便1往復を含めて、函館=帯広間は一日3往復になります。

ガイド:
2006年は、女満別にも就航されるそうですね。

江村さん:
2006年4月より、函館=女満別=帯広=函館というルートでの就航を予定しております。2号機の就航により、チャーター便にも力を入れ、2006年は、北海道各地はもちろん、仙台新潟などへのチャーター便の乗り入れを計画しています。

将来的には、保有機を増やし、距離の短い路線を中心に路線網と便数を拡大して、北海道だけでなく、全国展開を考えています。私の会社のライバルは、大手航空会社や鉄道ではなく、高速バスなんです。高速バスのような気軽さと料金で、飛行機に乗っていただける会社にしたいと思ってます。


とにかく多くの人に「エアトランセ」を知ってもらいたい

江村さん写真縦
2人の子供の母でもある江村さん。来年も注目です。
ガイド:
江村さんご自身の来年の抱負について教えてください。

江村さん:
プライベートでは、産んだ子を育てる気合が入ります。ますます今年よりも緊張する大事な年です。仕事では、とにかく「エアトランセ」を多くの人に知ってもらい、利用していただけるように頑張っていきたいです。知名度をアップさせることが、搭乗率の上昇につながると考えております。

ガイド:
最後にAll Aboutの読者の方へ一言お願いします。

江村さん:
北海道に来られた際には、是非「エアトランセ」に乗りに来てください。




■インタビューを終えて

江村さんの好きな言葉は、「鶏頭なるも牛後なるなかれ」だそうです。大きな組織などで、やみくもに一流を目指すのではなく、自分が活躍できると判断したフィールドの中で、力を最大限を出すのが江村流の考え方です。「鶏口となるも牛後となるなかれ」が一般的に使われていることわざですが、頭より口のほうが、体の上の部分にあるという、旦那様のアドバイスによって、鶏口ではなく鶏頭という言葉を使っているそうです。

江村さんの個人ブログ「にわとりのあたま」というタイトルも、ここからきています。ブログでは、江村さんの会社での出来事、子供の事、プライベートな事まで、せきららに書き綴られています。

今回のインタビュー通して、経営者としても、2児の母としても、全てにおいて全力投球な姿が印象的で、とてもエネルギッシュな方でした。来年の江村さんの行動にも目が離せません。



【あなたの一票結果発表】
女性社長の航空会社エアトランセを知ってますか?(2005年11月15日~23日まで実施)

  • 実際に乗ったことがある 7%

  • 実際に乗ったことはないが、知っている 51%

  • 聞いたことはあるが、あまり知らない 12%

  • 全く知らない 30%



  • 【関連リンク】
    「エアトランセ」ホームページ
    江村さんの個人ブログ「にわとりのあたま」

    All About「世界のエアライン」
    函館-帯広間を1時間で結ぶ北海道の新しい翼 エアトランセが就航
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    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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