通常と異なる特別塗装機、機内までスペシャルなことも

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フィンエアーがマリメッコとコラボレーションした「ウニッコ」デザインの機体。日本にも飛来します

旅客機には、通常のデザインが施された機体のほか、特別なデザインの飛行機があります。特別塗装機、スペシャルマーキング機(スペマ機)、Special Livery など呼ばれます。人気キャラクターや航空会社がある国らしいデザインとコラボレーションするなど機体のデザインだけでなく、機内でもいろいろと特別だったり、機内食まで通常と違ったりすることもあって、飛行機ファンにはたまりません。

特別塗装機は、運航スケジュールがあらかじめ発表されていることもあるものの、ほとんどが不定期です。当日の空港で知って「当たった!ラッキー!」ということも多々あります。

なお、特別塗装機は期間限定であることが多いです。それぞれの機体の運航状況は予告なく急に変更になることもあるので、くれぐれもご注意ください。

【1】 フィンエアーと「マリメッコ」のデザインコラボ

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フィンエアーのマリメッコとのコラボレーションは機内でも。特にビジネスクラス向けのサービスではマリメッコの世界がたっぷり楽しめます / Finnair

フィンランドと、日本を含む世界各地を結ぶフィンエアーでは、フィンランドを代表するデザインハウス「マリメッコ」とコラボレーションし、”Marimekko for Finnair“を展開しています。

フィンエアーのエアバスA330型機(機体番号 OH-LTO)、A350型機(機体番号 OH-LWL)の一部が機体にマリメッコ柄が塗装されているほか、機内で提供されるコップやテーブルウェア、ビジネスクラスではアメニティキットやブランケットなどもマリメッコのデザイン。フライト中もマリメッコの世界が体感できます。A350型機は東京(成田)-ヘルシンキ、A330型機は大阪(関西)/名古屋(中部)-ヘルシンキの路線で運航中です。

【関連サイト】
フィンエアーとマリメッコのコラボレーション | フィンエアー - Finnair

【2】 ANA「STAR WARS」プロジェクト、スペマ機が4機も

ANA,スターウォーズ,C3PO

ANAが映画「スター・ウォーズ」とコラボレーションしたボーイング777型機の「C-3PO ANA JET」は国内線で運航中

ANAでは映画『スター・ウォーズ』とのスペシャルプロジェクトを実施中。スター・ウォーズの特別塗装を施した4つのデザインの飛行機がそれぞれ運航されています。
ANA,スターウォーズ,国内線

国内線でもう1機、ボーイング767型機の「STAR WARS ANA JET」も運航されています

「R2-D2 ANA JET」(機体番号 JA873A)と「BB-8 ANA JET」(機体番号 JA789A)が国際線、「C-3PO ANA JET」(機体番号 JA743A)と「STAR WARS ANA JET」(機体番号 JA604A)が国内線です。
ANA,スターウォーズ,JET

「STAR WARS ANA JET」 の機内。ヘッドレストのカバーや紙コップも特別バージョンです / 提供

それぞれの機内で、ヘッドレストカバーや紙コップなどが通常の飛行機と異なる、テーマ曲が機内に流れる、ヨーダ(のぬいぐるみ)が搭載されているなど“スター・ウォーズ仕様”となっています。

【関連サイト】
ANA STAR WARS™ PROJECT

【3】 JALの「ミニオンジェット」「わかぱんジェット」

JAL,ミニオンジェット

伊丹空港を拠点に全国で運航されている「JALミニオンジェット」(2019年3月末までの運航予定)

JALのグループ会社ジェイ・エア(J-AIR)が、特別塗装機「JALミニオンジェット」(機体番号 JA248J)を2017年夏から運航しています。

ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)のアトラクション「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」への協賛記念で、機体のほぼ全体にミニオンのデザイン、そして機内のヘッドレストカバー、紙コップなどもミニオン仕様です。運航期間は2019年3月末まで。
JAL,ミニオンジェット

「JALミニオンジェット」の機内。座席のヘッドレストカバーが「ミニオン」です / 提供

また、J-AIRでは、「わかぱんジェット」(機体番号JA250J)も2018年4月から運航中。羽田-白浜の就航50周年を記念した特別デカール機で、機体後部に和歌山の観光PRキャラクター「わかぱん」が描かれている。機内のヘッドレストカバーと紙コップもわかぱん仕様。運航期間は2019年3月末まで。

JALでは、上記の特別塗装機を含むフライトスケジュールを出発前日からJAL公式ホームページで確認することができる。

【関連サイト】
JAL - 運航状況のご案内(国内線)

【4】 JTAの2代目「ジンベエジェット」「さくらジンベエ」

JTA,ジンベエジェット

JTAの青色がベースの2代目「ジンベエジェット」。ピンク色のさくらジンベエと合わせて2機が運航中

沖縄・那覇空港を拠点とするJALグループの日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航するジンベエジェットは、沖縄美ら海水族館とのコラボレーション。「ジンベエジェット」(機体番号 JA05RK)と「さくらジンベエ」(機体番号 JA06RK)の2種類のデザインがあり、現在、2代目の機体で運航中です。

機内のヘッドレストカバーや紙コップなどが特別仕様であるほか、世界初という機内Wi-Fiを使ったVRサービスで大空に舞うジンベエザメが楽しめるコンテンツも提供。機体下部に描かれているコバンザメ、空港で見られる飛行機を引っ張るトーイングカーの一部にも注目してみてください。

【関連サイト】
JTA 日本トランスオーシャン航空 | ジンベエジェットとは

【5】 AIRDO(エア・ドゥ)の「ベア・ドゥ北海道JET」

エアドゥ,北海道ジェット

AIRDOの特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」は東京(羽田)-札幌(新千歳)線などで運航されています

北海道の航空会社AIRDO(エア・ドゥ)の特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」(機体番号 JA602A)は、北海道の四季をコンセプトとしたかわいい機体デザインが特徴的なほか、この機体のみ「ベア・ドゥ北海道JET」が描かれた紙コップで飲み物が提供されます。

【6】天草エアラインの2代目「みぞか号」

天草エアライン,みぞか号

天草エアラインのみぞか号は2代目。親子イルカが機体全体に描かれたデザインはインパクト大です

熊本県天草市を拠点とする天草エアラインでは、所有するたった1機の機体に「みぞか号」(機体番号 JA01AM)と名付け、親子イルカを描いたデザインで運航しています。現在は2代目。みぞかは「かわいい」という意味の天草地方の方言。天草発着の路線のほか大阪(伊丹)-熊本線にも就航し、この路線ではドリンクに加えて季節によって異なる天草銘菓なども提供しています。

【7】エバー航空の人気「サンリオジェット」は7機ある

エバー航空,サンリオ

エバー航空がサンリオとコラボレーションする「なかよしジェット」。機内もサンリオ仕様です

台湾のエバー航空はサンリオとコラボレーションし、合わせて7種類のデザインを施した特別塗装機を運航中です。チェックインカウンターや搭乗券、機内食、安全のしおり、トイレットペーパーに至るまでサンリオの世界が楽しめます。
エバー航空,サンリオ

エバー航空のハローキティジェット機内。エチケット袋や安全のしおりまでハローキティ!

日本路線では2018年4月現在、沖縄(那覇)-台北(桃園)線と大阪-台北(桃園)線で「なかよしジェット」(機体番号 B-16207)、福岡-台北(桃園)線で「バットばつ丸ファントラベルジェット」(機体番号 B-16331)、東京(成田)-台北(桃園)線で「ぐでたまジェット」(機体番号 B-16205)、札幌-台北(桃園)線で「ドリームジェット」(機体番号 B-16332)「パーティジェット」(機体番号 B-16333)を運航しています。

【関連サイト】
エバー航空 | Hello Kitty Jet Travels with You! (日本語)

【8】ブリュッセル航空は特別塗装機が多い

ブリュッセル航空,エアロスマーフ

ブリュッセル航空で5機目となる特別塗装機「エアロスマーフ」。ヨーロッパ内の近距離路線での運航 / Brussel Airlines

ブリュッセル航空はベルギーを拠点とする航空会社です。ベルギーは『タンタンの冒険』をはじめ、これまで数々の作品を生み出してきたマンガ王国。そのブリュッセル航空は2018年4月、5機目となる特別塗装機「エアロスマーフ」(機体番号 OO-SND)を運航開始しました。スマーフはベルギーで人気が高いマンガのキャラクターです。
ブリュッセル航空,エアロスマーフ

特別塗装機「エアロスマーフ」はデザインアイディアコンテストによって選ばれました / Brussel Airlines

これまでも『タンタンの冒険』シリーズからサメの潜水艦「ラッカム」、ベルギーの画家マグリットをテーマとした「マグリット」、ベルギーのサッカー代表チーム・レッドデビルズ公式航空機「トライデント」、音楽祭トゥモローランドがテーマの「アマーレ」を発表、運航してきました。

【関連サイト】
Brussels Airlines - WE BRING THE WORLD TO BELGIUM AND BELGIUM TO THE REST OF THE WORLD.

【9】ノックエアのデザインがかわいい、機内販売もおすすめ

ノックエア,タイ

タイ・バンコクのドンムアン国際空港を拠点とする「ノックエア」の機体

タイの国内線で主に運航されているLCC(格安航空会社)のノックエア。ノックはタイ語で「鳥」という意味で、機体の塗装も鳥のデザイン。シンガポールのLCC・スクートと共同で設立した「ノックスクート」もあります。

拠点空港のバンコク・ドンムアン空港に行くと、さまざまな色のノックエアの機体が見られるほか、機内販売商品も豊富で思わず買ってしまいたくなるラインナップ揃いです。

【10】ブリティッシュ・エアウェイズの「バラ」「竹」が描かれた機体

ブリティッシュエアウェイズ,GREAT

ブリティッシュ・エアウェイズの「GREAT」特別塗装機。日本便として運航され、羽田空港で見られることもあります

イギリスのブリティッシュ・エアウェイズの「GREAT」特別塗装機(G-YMML)には、バラや竹などが機体に描かれています。中国人ファッションデザイナーによる、西洋の印象派と東洋の水墨画をコラボレーションしたデザイン。この飛行機に乗ってイギリスに旅立つことになったらワクワクしそうです。

【11】 ANA ハワイ路線で運航予定の「FLYING HONU」

ANA,FLYINGHONU

ANAが2019年春のハワイ路線への就航を予定する「FLYING HONU」のモデルプレーン

ANAが日本の航空会社として初めて導入する世界最大の旅客機エアバスA380型機。2019年初から東京(成田)-ホノルル線で、特別塗装デザインの愛称「FLYING HONU」が就航することが決まっています。ホヌはハワイ語でウミガメ、神聖な生き物で幸福と繁栄の象徴とされ、そのホヌの親子が機体全体に描かれます。


※記事の情報は2018年4月現在です
※記事中の写真はガイド撮影です(特記以外)

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