新千歳では社長夫妻がペイントされたワゴン車がお出迎え


ガイド:
私も今回、函館→新千歳のフライトに搭乗させていただきました。新千歳空港到着後にスポットからターミナルまで送っていただいたワゴン車に、江村さんご夫妻の写真がペイントされていたのには驚きました。

ワゴン車
新千歳空港で飛行機とターミナル間を送迎するワゴン車。写真の右にいる男性は、江村さんの旦那様、「エアトランセ」中山淑惇取締役。


江村さん:
時刻表
時刻表の表紙にも使っています

函館や帯広では、徒歩での搭乗ですが、新千歳はターミナルと飛行機のスポットが離れているので、ワゴン車で送迎しています。ワゴン車のペイントも、時刻表やパンフレット同様に、できるだけ多くの人に、私たちの航空会社を知ってもらう為の一環で、フライトのない時間は、この車で営業に廻るんです。かなり目立ちますが、私たち夫婦の写真を使い始めてから、実際に知名度がアップして、搭乗率が上がったんですよ。

ガイド:
時刻表やパンフレットなど、江村さん自ら「エアトランセ」の広告塔となって活動されてますね。

江村さん:
無料の広告によって、少しでも多くのお客様に知っていただき、売上げになることが大事だと思っています。時間がある時は、飛び込み営業で「エアトランセ」について、説明して廻っています。

ガイド:
旦那様(中山淑惇さん:株式会社エアトランセ取締役)は、夫婦の写真が広告として使われていることをどのように思ってますか?

江村さん:
40歳で1,000億円の企業を作ることが、現在の私たち夫婦の共通目標なので、その目標を達成する為なら、なんでも喜んで協力してくれます。私はそんな夫を心から尊敬してます。


「飛行機の中で結婚式」など、江村さんが考えたオリジナルサービスとは?


ガイド:
エアトランセでは、「飛行機deウエディング」など、他の航空会社にないサービスが沢山ありますね。

江村さん:
チラシ
「陸トランセ」のチラシにも登場 ※クリックすると画像が拡大します

「飛行機deウエディング」のアイデアは、2000年に私たち夫婦が日本で初めて、東京ドームを借り切って結婚式を行ったところからきています。また、空港からタクシーやハイヤーを割安に利用できる「陸トランセ」も、航空業界に参入する前に立ち上げた、バス・タクシー手配サービスやハイヤー会社からヒントを得ました。

ガイド:
新千歳空港では、肩もみのサービスもあるそうですね。

江村さん:
函館=帯広線は、直行便と新千歳経由便があるのですが、新千歳経由便では、新千歳で待っている間に、当社の新千歳空港にいる社員が、機内に乗り込んで、肩もみのサービスをしています。好評なんですよ!

ガイド:
「エアトランセ」では、社長を含めて、全ての社員の方がいろいろな業務を兼務されているそうですね。

江村さん:
私の会社は小さな会社です。コスト削減の為に、客室乗務員も乗務していません。機内アナウンスや着陸後の機内の清掃も、機長や副機長が行っております。私も、営業をはじめ、搭乗手続き、予約センター、貨物に至るまで、飛行機の操縦や整備を除いた全ての業務をするんですよ。機内アナウンスの一部はテープを使ってますが、鳥海さん(ガイド)、あのテープの声は私だって気づきました?

ガイド:
搭乗券
エアトランセの搭乗券。荷物の引換証も兼ねる、オリジナルの航空券です。 ※クリックすると画像が拡大します

いいえ。気づきませんでした。テープでは、日本語のアナウンスの後に「Ladies and Gentlemen」と英語のアナウンスがありましたが、その英語が通常のアナウンスに比べて、特徴のある日本人的な発音?といった感じが耳に残ってますよ!江村さんの声だったんですね。とっても若々しい声で、まさか江村さんだとは思いませんでした。

江村さん:
機内アナウンスのテープも、専門の業者にお願いすると200万円近くかかるんです。これもコスト削減の一つなんです。

ガイド:
今年の航空業界では、安全に関するニュースが多く流れましたが、江村さんは、安全についてはどのようにお考えですか?

江村さん:
私の会社では、コストの削減は行ってますが、安全には十分なお金と人数をかけています。私自身も、常に飛行機をチェックしています。飛行機も現在は1機、12月には2機目が納入されますが、細かいところまで目を光らせて、メンテナンスを行っています。小さな会社だからこそ、目が届くんです。安全を最優先に考えて運航しています。


次のページでは、江村さんの次なる野望について聞いてみました。