羽田空港第2ターミナルがオープン!羽田空港第2ターミナルは東京の新名所にもなりました。さて今年の後半にはどんなことがあったのでしょうか。8月3日 伊丹空港へのジャンボ機乗り入れ禁止が決定国土交通省は「関西3空港懇談会」での決定にしたがい、2005年度以降、伊丹空港の発着枠を制限するほか、ジャンボ機の乗り入れ禁止を決めました。これは騒音対策が理由ということですが、関西国際空港の二期工事の予算が満額認められたこととあわせて考えると関空の利用促進という意図が見え隠れするように思います。9月15日 スカイチームにノース、コンチ、KLMが加盟航空業界はいま、大きく3つのアライアンス(航空連合)に分かれています。90年代後半から全日空などの加盟する「スターアライアンス」、アメリカン航空などの「ワン・ワールド」、デルタ航空ほかで構成された「スカイチーム」という3つがあるのですが、「スカイチーム」に2004年9月15日からノースウエスト航空、コンチネンタル航空、KLMオランダ航空の3社が同時に加わり合計9社になりました。これにともない、マイレージプログラムも変更されています。詳細については「ノースウエストのマイレージ刷新」 をご参照ください。9月30日 米国入国時に指紋と顔写真義務化2004年9月30日から飛行機でアメリカ(グアムを含む。サイパンは含まない)に入国する人は原則として全員、入国審査時に指紋採取とデジカメによる顔写真の撮影が義務づけられるようになりました。一部の空港では出国時にもこれらが求められます。詳細はここをご参照ください。格安航空会社が話題に2004年というよりも、ここ数年の動向ですが、それまでアメリカのサウスウエスト航空や欧州のライアンエアーなど、欧米がほとんどであった格安航空会社が一気にそれ以外のエリアに拡大してくるようになってきました。たとえばインドでもデカン航空がデリー~ムンバイ(ボンベイ)間を500ルピー(約1200円)という格安運賃を設定したり、タイ・エアアジアがバンコク~シンガポールを32円、シンガポールのタイガーエアウェイズがシンガポール~バンコクを65円で売り出すなどで話題を呼びました。ちなみにオーストラリア、ニュージーランド、南米にも格安航空会社が誕生しています。なおシンガポールのバリューエアが2005年7月から関西国際空港に乗り入れる計画もあるそうです。大手よりも30%ほど安くなる、ということなので期待しましょう。12月1日 羽田空港第2ターミナルオープン羽田空港に第2旅客ターミナルビルがオープンし、全日空グループはこの新ターミナルでの離発着となりました。日本航空グループは従来どおりのターミナル(第1ターミナル)での離発着となっています。これにともないモノレールの駅もそれぞれのターミナル直下にできました。第2旅客ターミナルビルはサバティーニや赤坂璃宮、アカシアといったいわゆる「名店」が入り、空港内の飲食店のイメージを変えました。また千住博氏のモニュメントのある吹き抜けなども話題になり、空港利用客以外の人を集めています。また12月21日より、第1ターミナルビルを利用する日本航空のチェックインカウンターの位置が変わり、東京よりも北方面に向うフライトは北ウイング、西や南方面に向うフライトは南ウインドとなっているのでご注意ください。2005年も中部新空港開港を初め、航空業界には色々なニュースが予想されますが来年の今頃どんな記事が発表できるのでしょうか、いまから楽しみです。 【関連リンク】飛行機 [All About] 2004年の航空界(上半期)飛行機 [All About] 2004年の航空界(下半期)前のページへ12※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。