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怪鳥コンコルドに往復12万円で搭乗! コンコルド搭乗記(前編)(2ページ目)

今年10月で姿を消す世界唯一の超音速旅客機コンコルド。ブリティッシュエアウェイズのロンドン発ニューヨーク行きでマッハ2の世界を体験してきました。果たしてふつうの飛行機とどこがどのように違うのでしょうか。

執筆者:星野 幸詩

おのぼりさんの多かった専用ラウンジ
 静謐で張り詰めた空間かと思いきや、中年以上の男女で賑やかなこと賑やかなこと…運航休止が発表になってからブリティッシュエアウェイズが格安の料金(といってもロンドンからニューヨークまで片道コンコルド、片道エコノミークラスで40万円近くするのですが)で売り出したこともあり、オノボリさん多数。みんなあちこち歩きまわっては写真をとりまくっています。


YS-11と同じ程度の胴体幅しかないコンコルド
ラウンジの目の前に「怪鳥」と呼ばれるコンコルドは鎮座していましたが、「小さい…」。いままで数回空港で見かけましたが、上から見下ろすとコンパクトさが強調されます。座席は2列+2列×25=100席、胴体幅は2.63メートル。プロペラ機のYS-11とほぼ同じでしかないのです。ちなみに天井は低く、荷物の収納スペースも最低限。
シートは11D。もちろん窓側、目の前は壁になっていて速度や高度、外気温などが表示されます(写真下)。お隣さんはロスへ戻るショービジネス関係の若いエグゼクティブ風で地上にいる間ずっと電話。やはりこういう人がコンコルドにはふさわしい。
次回はテイクオフから着陸まで、いよいよマッハ2の世界をお伝えします。





【関連リンク】
コンコルド搭乗記(後編)
ブリティッシュエアウェイズ コンコルド
さよなら、コンコルド!(All About Japan「飛行機」より)
夢のスクラムジェットエンジン(同上)
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