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YS-11と同じ程度の胴体幅しかないコンコルド
ラウンジの目の前に「怪鳥」と呼ばれるコンコルドは鎮座していましたが、「小さい…」。いままで数回空港で見かけましたが、上から見下ろすとコンパクトさが強調されます。座席は2列+2列×25=100席、胴体幅は2.63メートル。プロペラ機のYS-11とほぼ同じでしかないのです。ちなみに天井は低く、荷物の収納スペースも最低限。
シートは11D。もちろん窓側、目の前は壁になっていて速度や高度、外気温などが表示されます(写真下)。お隣さんはロスへ戻るショービジネス関係の若いエグゼクティブ風で地上にいる間ずっと電話。やはりこういう人がコンコルドにはふさわしい。
次回はテイクオフから着陸まで、いよいよマッハ2の世界をお伝えします。
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【関連リンク】
コンコルド搭乗記(後編)
ブリティッシュエアウェイズ コンコルド
さよなら、コンコルド!(All About Japan「飛行機」より)
夢のスクラムジェットエンジン(同上)