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焼きあがったローストさえずり 素材は1kgで6300円 |
生のミンク鯨のさえずり(タン)は巨大!迫力満点
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この塊は約1kg 0.5kgから買えます |
黒い部分が皮で、白い部分が脂、そして赤い部分が赤身です。
3つの色のコントラストが美しく、見た瞬間は「これは何者だ……」と思うはずです。
それと同時にミンク鯨の舌は何と大きいのか?
牛タンの比ではないことに驚きます。
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加熱すると分厚い脂が溶け出し半分ほどになります |
一般には流通しませんが、和食の料理人にとっては、とても美味なことで評価の高い素材です。普通は1時間ほど煮込んで、脂を抜きながら柔らかにして、酢味噌で食べたり、刺身で食べます。
香味野菜でひと晩 マリネしてからロースト
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マリネ野菜はニンジン・玉ねぎ・パセリは必須 あとは適当でもOK |
普通の食べ方をしても良いのですが、せっかくですから、ローストにチャレンジです。ローストした牛タンや豚のタンが美味しいのですから、きっとうまいはず。
そう思い、たっぷりと塩・コショウしたさえずりを、玉ねぎ・ニンジン・にんにく・ショウガ・セロリ・月桂樹の葉などでもみ、ひと晩、冷蔵庫で寝かします。
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さえずりに焼き目を入れる時にマリネ野菜も一緒に炒めます |
ひと晩、寝かしたさえずりの六面を強火でよく焼き、焦げ目をつけて、うまみを閉じ込めます。その後、さえずりから出てきた脂でマリネ野菜もよく炒めます。
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染み出した脂がたっぷりとたまります |
耐熱ガラスに炒めた香味野菜の三分の一くらいを敷き、その上に表面を焼いたさえずりを置きます。更に上から香味野菜を乗せ、200度のオーブンで45分ほど、じっくりと焼き上げます。
途中で1回、さえずりの上下を入れ替えます。巨大なさえずりはローストされるうちに適度に脂と水分が抜け、味が濃厚になっていきます。どのくらいローストすればよいのか?
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上下を入れ替え、上に野菜をのせます |
一度の調理ではわかりませんが、脂の好き好きで調整するのがおすすめです。45分ほどローストし、オーブンの中で余熱を取るまで置くと、かなり、脂は抜けます。イメージ的には脂の厚さが半分ほどになります。