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初卵を抱えた「せこ蟹」(2ページ目)

メスのずわい蟹を丹後地方では「せこ蟹」と呼びます。濃厚な蟹味噌と内子の味わい、甘い身、そして独特な外子の食感。小ぶりながら、多くの食通に愛される冬の日本海の味覚です。これを、濃厚な茹で汁で熱々を食す。

執筆者:萩原 章史

せこ蟹
茹で上がりのせこ蟹 甘く芳ばしい香りが漂います

茹で上がったら、ひたすら熱々の蟹にしゃぶりつきます。

せこ蟹
この外子がせこ蟹の特徴でもあります。美味!
「しゃぶりつく」
この表現が一番合います。せこ蟹は小さいですが、足の身も美味です。本当に捨てる部分が少ない蟹だと言えます。

先ずは外子を味わい、足を味わい、胴と甲羅の味噌と内子を味わう。
それぞれの部位ごとに、小さな感動があります。こまごましたアクションと濃厚な味を堪能するうちに、すっかり、せこ蟹の虜になっています。

せこ蟹
内子と蟹味噌 これぞ珠玉の逸品!
「面倒くさいな~」などと声を発する方は、その時点で退場です。この面倒くさいながらも、格別な味わいが楽しめることこそが、この蟹の真骨頂です。

今回は初卵と2度目の卵、3度目の卵と3種類を特別に送ってもらいましたが、確かに食べ比べるとわかります。初卵が一番美味で、かつ洗練された味わいです。
もちろん、少しお歳を召したせこ蟹も美味ですが、際立つ味は初卵でした。

【お取り寄せ情報】
魚政

初卵がどうしても欲しい場合は、蟹の目利き人 谷次賢也さんにお願いしてください。


【前回、ご紹介した産直品】
・男が手間暇かける  神戸ビーフのシチュー

【11月の産直品といえば、コレ!】
・丹後半島の沖の 松葉蟹とせこ蟹

・年間30頭の幻の和牛 大田原牛 幻の大田原牛のステーキカレー
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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