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素材が生きている! 柿豚とりんご豚

福岡県うきは市で年間数十頭しか生産されない幻の豚。柿とりんごをたっぷりと食した豚は、脂の甘みが際立ち、赤身はほどよい食感と素直な味が魅力。杉畜産の杉勝也氏が丹精こめて育てた極上の豚です。

執筆者:萩原 章史

柿やりんごを食べて育った豚

柿もりんごも健康に良い果物の代表です。
それを食べている豚とは、どんな味なのでしょう。

柿豚とは?
柿豚
パックを開けると、ほのかに柿の香り
柿豚は福岡県朝倉郡杷木町志波の果樹農家 柿乃屋の選果ではじかれた柿を食べています。肥育期間は通常の豚と同じ6ヶ月ですが、最後の2ヵ月間は柿をたんと豚さん達に召し上がって頂いて、柿の香り漂う極上の豚肉に仕上がります。
気のせいではないと思いますが、確かに肉から柿の香りが漂います。

りんご豚とは?
りんご豚
決め細やかな脂と赤身 美味しそう
一方のりんご豚ですが、こちらは最後の2ヵ月間、ふじ林檎の皮と芯を与えます。
飲み水は地下50メートルの地下水。杉畜産の真横には美しい筑後川が流れ、豚たちはストレスフリーの環境で育っています。

豚はストレスに弱い動物です。また、内臓が元気でないと、肉質も脂質も良くなりません。柿は肝臓に良いでしょうし、りんごの種や芯や皮にはポリフェノールや繊維質も豊富で、どう考えて、健康な豚になると思います。


先ずは肉質を比べる

柿豚の方がりんご豚よりも熟成が進んでいたので、色での比較はあまり意味がないので省略します。
包丁を入れた感じですが、どちらも木目が細やかな脂がすーっという感じで切れます。脂の質が良い証拠です。
赤身の色も適度に濃く、いい感じです。香りもいわゆる豚肉的なにおいは殆どしません。

塩だけで焼いてみる

柿豚
しっかりした食感 硬くもなく、柔らかくもなくです
シンプルに油を引かないで、テフロン加工のフライパンで薄切りを焼いてみました。脂も赤身をぎゅっとしまり、両者とも甲乙付けがたい食感と味です。
りんご豚
柿豚より少し柔らかなりんご豚



次ページで、柿豚とりんご豚の味をさらに引き出すために調理します>>
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