ド迫力の羊の塩茹で!シンプルながら味は抜群です |
モンゴル人の食事
最近の大相撲のモンゴル力士の活躍で、日本のメディアにもよくモンゴルが登場します。モンゴルといえば、遊牧の民。羊を追いながら、ゲルという移動式の家に住み、砂漠に自生する葱などを除き、野菜はほとんど食すことなく、羊の肉と羊の乳から、必要な栄養素を全て摂取していると聞きます。彼らにはそうした食事でも健康体を維持するDNAが生きているのでしょう。羊が主食のモンゴルの民ですが、料理法はいたってシンプル。羊の塩茹で、羊の干し肉、羊の血を使った腸詰め(ソーセージ)、チーズ、羊乳酒などなど、内臓ももちろん、残さず食します。
モンゴル伝統料理のチャンサンマハ
水晶のように輝くモンゴルの岩塩 |
映像で見ることがありますが、茹でた骨付き肉を家族で分け合っているシーン。なにやら素朴に食べたくなります。
骨付き羊肉の塩茹でです。塩煮と呼ばないのは理由があります。長時間、とろとろになるまで煮込むのではなく、肉の中がまだピンクの状態で仕上げるから、やはり、塩茹でと呼ぶのがふさわしいです。
見るとどうしても作ってみたくなるのが人情です。そこで、日本の羊食のリーディング肉屋の北海道東洋肉店の東澤さんに相談してみました。
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