熱々の鱧しゃぶに冷酒もぴったりです |
鱧(はも)の名前の由来は?
鱧(はも)という魚 食む(はむ)という言葉が名前の由来となるほど獰猛で、鋭い歯でエビや蟹やタコなどを餌にします。うまい餌を食べる魚がうまいという絶対法則は当然のこと、鱧にも該当します。特に8月が産卵期の鱧は入梅の頃から脂が乗り出し、秋に入って松茸と究極の『出会いもん』をするまでが旬です。
関西の板前の真骨頂 鱧の骨切り
きっちりと仕事が施され、魚臭さとは無縁です |
黒い皮は切らず、身と骨だけに切り込みが入ります。透明でありながら、微かなべっ甲色を漂わせる鱧の身は見るからにうまそうです。
しゃぶしゃぶの身は二人前で250g |
この絶妙な仕事により、 『しゃぶしゃぶ』 と、ほんの短い時間、お出汁をくぐらせるだけで、花が咲いたような鱧の身になります。骨が気にならないように、というだけでなく、加熱時間の短縮にも意味があると思います。
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