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開高健がこよなく愛したカニ セイコガニ

ぷりぷりの身は甘く濃厚。ただし、小さな蟹は面倒くさいという方にはご遠慮頂きたい、冬の日本海の珠玉の逸品です。

執筆者:萩原 章史


■冬の日本海の珠玉の逸品
生前、開高健がこよなく愛した『セイコガニ』です。

真っ赤な内子 暗褐色の外子 緑黄色のカニ味噌。どれも捨てがたい最高の酒肴です。
もちろん、ぷりぷりの身は甘く濃厚。ただし、小さな蟹は面倒くさいという方にはご遠慮頂きたい、冬の日本海の珠玉の逸品です。

人々は福井の三国港に揚るズワイガニを越前蟹と呼び、最高のズワイガニとして珍重します。三国産であることを証明する蟹の腕に巻かれた黄色のタグが、その漁場を証明しています。

ところが越前蟹は非常に高価で、このシーズンは400gサイズ一匹で5000円前後もするので、なかなか口に入りません。その点、セイコガニ(メスのズワイガニ)は一匹150g前後で1500円と、決して安くはありませんが、取り寄せるにはお手頃価格です。それに何といっても、一匹をひとりで全て堪能できるのが嬉しいです。

蟹好きは蟹の全ての部位の味を確かめながら、少しずつ満足感を高めていくのです。タラバガニの足をほおばり満足! というのは真の蟹好きの手法ではありません。

既に季節的には最後に近づいているセイコガニの浜茹3匹を、三国の田島魚問屋さんから取り寄せました。2月中旬になれば、蟹は放卵してしまうので、今の時期が最後のセイコガニになります。

いよいよセイコガニを堪能します>>
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