最後に天然マイタケを食べたのは3年くらい前です。それもロスの日系スーパーでカナダ産の巨大マイタケを買って食べたのが最後でした。もう記憶が薄れつつありますが、あの香、そしてしっかりとした食感と微かなえぐみと旨味の混在した味わい。色はカナダ産マツタケ同様に色白でしたが、味はなかなかのものでした。
秋の味覚と言えばマツタケですが、国産は馬鹿高いし、北朝鮮産は何か不安で食べたくないし、カナダ産は色白で雰囲気が出ない。やっぱり、天然でしっかりと満足するにはマイタケが一押しです。500gで4000円が高いか安いかは個人の価値観の問題なのでコメントしませんが、ともかく、天然マイタケは味も香もマツタケを凌駕する素質を持っています。今回は私の好きなマイタケを山形の山菜卸問屋の遠藤商店が運営している山菜屋どっとこむに注文をしました。
http://www.sansaiya.com/index.html
山菜屋ドットコムは注文してからの対応がとても良いんです。注文を受けた確認メール、天然のため収獲次第の発送になる事の説明、収獲されてからの発送予定メール、発送完了メールと逐次連絡が入りとても安心して待つことが出来ます。「収獲され次第発送しますが、収獲できなかった場合、お届けできずにキャンセル扱いとなりますのでご了承願います」と言うメールにちょっと不安を抱きながらも、少年のように吉報を待っておりました。注文から10日後の10月18日、遂に収獲・発送予定日を知らせるメールを受け、マイタケ様の到着予定日10月20日日曜日は事務所でワクワクしながら待っておりました。
日曜日のお昼頃、宅配便屋の車が事務所の前に止まり、いつものお兄さんが届けてくれた荷物の送り状に「天然まいたけ」と書いてあるではないですか! 箱をあけるとそこにはビニールで包まれた塊が横たわっており、箱を開けただけで、この中にはマイタケが存在しているとわかるほど、強烈な香が染み出してきました。
手にとって天然マイタケの重量感を味わいます。ずっしりと重い!このキノコは身が詰まっているのです。そのまま食べてしまいたい欲求を押さえて、下ごしらえに掛かる私の周りは森の香が漂います。
ご注意:キノコ類の命は香、必ず着いたその日に食べましょう。その意味で天然マイタケを注文するのは少しばかりリスクがありますね。注文される方は旅行のスケジュールなどが入っていると後悔する可能性があります。