モデルのコースは前菜だけでも4種類!
驚かされたのは、前菜の品数の多さ。なんと4種類もありました。ワインはそれぞれのお皿に合わせたデグスタツィオーネ(お料理とワインのマリアージュを考えてグラスワインをサービスするシステム)で頂きました。
冷製ナスのスープ |
Passato
al freddo di Melanzane
冷製ナスのスープ リコッタチーズとバジルを添えて
まずはウエルカムの冷製スープ。
千葉県のエコファームというところで採れた緑色の長ナスを使い、ブロードでクリーム状に伸ばしています。
アクセントにリコッタチーズとバジリコが風味よく、大変あっさりと、出だしのお料理では抜群でした。
こんなに美味しい鴨の胸肉の薫製があったとは!!! |
Petto di Anatra Affumicata con
miele e sale Carbone
鴨の胸肉の自家製薫製にアカシアの蜂蜜と炭仕立ての塩を添えて
私はこの鴨を頂き悶絶状態。本当に美味しかったです!
鴨はリンゴの木のチップで薫製にされ、表面はぱりぱりで、中はしっとりというもの。
それがアカシアの蜂蜜と相性よく絡まり、アクセントに塩をつければ美味の極み!
非常にクオリティの高い前菜ひとしなだと思いました。
これは家庭では到底まねできないリストランテの味! というのを思い知らされる逸品です。
おしげもなくボッタルガがかかっています。 |
Sautee` di Calamari con salsa
di Aciugh e Bottarga
ヤリイカのソテー アンチョビソース仕立て ボッタルガと共に
ここから温かい前菜になります。
私はヤリイカが大好物だったので、このメニューにはかなり感激しました。
やわらかい肉質のヤリイカをアンチョビソースでソテーにし、インゲンとの取り合わせも抜群。
そして味全体を整えるかのようにサルデニア産のボッタルガがふんだんにかかっていました!
こちらにはワインとしてランゲのシャルドネが用意され、その相性は抜群でした。
もちろんメニューは季節物ですが、何度でも食べたいと思えるひと皿です。
ネギの甘さ、チーズの絡み具合が抜群のシンプルディッシュ。 |
Cipolotti
alla griglia con Provolone Affumicata
長者ネギとプロボローネチーズのグリル
温かい前菜2品目は、お野菜の前菜でした。
ハカマをはいた長者ネギに濃厚な薫製したプロボローネチーズがのっており、グリルでとろりとろけるように。
ネギが過熱され甘味を帯びており、そのチーズとの相性は抜群。
これぞシンプルでそして勉強させられたメニューです。
自宅でもできそうなので、ワインを楽しむ食卓ではチャレンジしたくなりました!
また、コースの前菜にこういったシンプルなひと品がくると、少しホッとします。