パレルモ風前菜の盛り合せ
迫力のある前菜の盛り合せ。
半身のオマールエビにクラッシュされたピスタチオがふんだんにのっています。味はことのほか美味極まりなし。
薫製がかったカチョカバッロチーズには、贅沢にボッタルガのスライスが添えられ、この二つの味のコンビネーションは意外にも美味しかったです。
シチリア風のカポナータは家庭的な味わいで、豪快なオマールエビとイタリアの高級食材ボッタルガの箸休め的な存在でした。
まず見かけの華やかさ。そしてどことなくシチリアを旅した時、パレルモのレストランで食べた味を思い出しました。見た目もボリュームも味も満足感のある前菜の盛り合せです。
ファルファッレのトンナートソース
続いてパスタは、蝶の形をしたファルファッレ。
これをトンナートソースで頂きました。
トンナートソースは、ツナとマヨネーズで和えたソースで、ピエモンテでは、卵や牛肉などに和えて出されるソースです。
パスタに絡めて頂くのは初めてで、マヨネーズを使うことから少し重たいかな? と思いましたが、食べてみれば意外にすんなりと食べられました。というかもっと食べたくなりました。
病み付きになる味わいです。パスタにも合うなんて! と驚きました。
娘も一緒だったのですが、彼女にはこのパスタがたまらなく美味しかったようで、「アンコーラ、ペルファボーレ! Ancora, per favore!」 とおかわりをせがんでいました。
骨付きプラチナポークの香草グリル焼き
前菜に続き、このセコンドピアット(メインディッシュ)もかなりボリュームがありました。骨付きで3cmはあっただろう肉厚のプラチナポークの香草グリルです。これもイタリアンなボリューム。普通の日本人の女性だと、これを全部食べるのはきついかもしれませんので、セコンドをオーダーする前によくおなかの具合を考えてからをお勧めします。
ちなみに私は完食してしまいましたが…。
そして、野菜の付け合わせも程よい火加減で、野菜の甘さが引き立っていました。こと娘はニンジンに惚れていた様です。