真夏のワンプレートごはん vol.1
@イタリアンレシピ
ワンプレートごはん。日本ではつい最近の言葉かもしれませんが、イタリアではPIATTO
UNICO(ピアットウニコ)といって、一枚のお皿にすべてのお料理がのっているというものがあります。
御存知の通り、イタリアはアンティパスト、プリモピアット、セコンドピアットとお皿を分けて提供されますが、ランチタイムなどの時間がない時、バールやターボラカルダを中心にこのピアットウニコが提供されます。
この時、お皿には簡単なアンティパスト、パスタかメイン料理、そしてパンが添えられます。場合によってはサラダが添えられたりしますが、基本的には一枚のお皿にいろいろ盛られているということです。
さて、そのピアットウニコに非常に便利なアンティパスト カポナータを御紹介します。一度作れば、冷蔵庫でラップをかけて3日はOK。忙しい毎日なので、休日に野菜を切って煮込んで冷蔵庫で保存しておけば、疲れて帰ってきても、おいしくすぐに召し上がれます。
このカポナータですが、よくフランスのラタトゥィユという野菜の煮込みと混同されがちですが、イタリアのものは、オリーブ、ケイパーが入ったり、いろいろなバリエーションがあるということが特徴です。
カポナータそもそもの意味はラテン語からきており、マリネするということを総括的に言う言葉だそうです。言語は大衆食堂でよく使われていたCaupona(カウポーナ)という言葉に由来します。
そもそもはシチリア出身のお料理ですが、南イタリアを中心に、いろいろなバリエーションを備え、ナポリ風、イゾラ風(島)、トマトのカポナータ、なすのカポナータ等、素材を変えて様々なカポナータがあります。
今回はスタンダードなシチリア風のカポナータをご紹介します。
カポナータ 【分量】4人分(作りやすい分量) 【ポイント】 *冷蔵庫で冷やすと美味しくいただけますが、温かいうちでも美味しくいただけます。 *冷蔵庫でラップをした状態であれば3日はもちます。 |
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