Festa della Fioritura dei Ciliegi
2001年3月31日(土)に、九段下イタリア文化会館にて開催された、2001年イタリア年のイベントのプログラムの一つ、「ルネサンス祝祭 -桜の下でワインとグルメ」というイベントに参加してきました。 イベントとしては、ルネサンス時代の音楽、舞踊が4幕のプログラムとしてあり、その脇には料理、ワイン、カフェ、ドルチェなどのコーナーがあり、完全招待制でしたが、数多くのイタリアファンが集いました。
もちろん私はグルメイタリアンのガイドですので、お料理情報を中心にお伝えしなければならないのですが、大変音楽と舞踊が素晴らしかったので、その旨も若干ですが、お伝えいたします。
15世紀~16世紀の舞踊と音楽を再現したのは、フィレンツェのイル・バラリーノとクレモーナのラ・ロッシニョールのグループで、音楽は、ルネサンス期の楽器を使用し、舞踊は全員ルネサンス期のドレスを着て、タイムスリップしたような見事な演出でした。
さて、気になる食事ですが、こちらは東麻布の人気イタリアレストラン イル・ピノーロのマリオ・フリットリシェフが指揮をとり、ダンスと音楽に酔いしれた皆様をさらに料理で魅惑しました。 マリオ・フリットリシェフを見て、多くの女性は思わず「かっこいい!」 と口走ってしまう程、男前のシェフですが、かっこいいだけではありません。料理の腕は超一流で、過去に多くのレストランのシェフとして渡り歩いてきました。そして、辿り着いたのがここ日本です。
今回のパーティーで特に目立ったお料理が、ポルケッタ(=豚の丸焼き)。一見、「かわいそう~」なんて思いがちですが、一度口にしたら、「おかわり!」と思わず手が先に前にでてしまうお料理です。
他にも、アンティパスト、パスタ類、パルミジャーノでマンテカートしたリゾット、セコンドピアット、ドルチェなど、豊富なお料理が揃っていました。 ワインは、多くのインポーターの協賛により、様々な種類のものが並び、水もパンナ、ルケッタ、ペレグリーノとすべてイタリア製品。ジュースもタロッコオレンジジュース(シチリアのオレンジジュース)があったり、ドルチェの後には欠かせないエスプレッソもきちんとした形で出されていました。
最後は、全員で15世紀の民族舞踊を手に手をとって輪になって踊り、フィナーレとなりました。
2001年日本におけるイタリア年は、まだ3月17日にスタートしたばかりですが、どうやらイタリア好きには目の離せないイベント満載の年になりそうです。