ルーマニアの母の、素朴なロールケーキ(2ページ目)

『世界ウルルン滞在記』の、 ルーマニアのお母さんのお菓子のレシピの中に、とても気になる言葉がありました。 それは「卵白に水を加えて泡立てる」。 これまでに、そういう作り方をしたことがなかった私には、卵白に水を加える勇気がありませんでした。 しかしながら、どうにもひっかかるので、半分おっかなびっくりではありましたが、水を入れて作ってみました。

はぁ～.....脱帽。こうなるのですか、不思議ですね～。 （卵白を泡立てる際に使うボールは、水分と油分がついてない綺麗なもの....というのが 私が認識してる、ケーキ作りの定説でしたので）

前ページのケーキが、普通の玉子焼きだとしたら、 こちらはだし入り玉子焼き。焼き立てを食べるならむこう、冷やして食べるならこっち。 そして、もう一点、布巾を乾いたものから、濡れ布巾を固く絞ったものに替えました。 ルーマニアの母がケーキを巻いた時に、湯気がふわ～っと上がったのです。「寒いから？ 布巾が濡れてる？」前回は、気温が低いからということにしましたが 、今回は布巾が濡れてる事にしてみました。

ということで、ふわっふわのロールケーキの作り方を紹介します。今日はブランデーでのばした 苺ジャムを使いました。生クリームとフルーツを巻いたなら、うんとよそいきになりそうです。


■材料■

・卵......（小さかったので）5コ
・水......大さじ4
・小麦粉......130g
・砂糖.......80g
・牛乳......大さじ1
・グラニュー糖......適量
・苺ジャム.......大さじ3（ブランデーを少量加えてのばす）


■作り方■

1.卵を黄身と白身に分ける。

2.白身に水を加えて固く泡立てる。砂糖を加えて更に泡立てる。

3.卵黄を加えて更に泡立てる。（1分間ほど）

4.小麦粉をふるいながら加え、ゴムベラでよく混ぜ、牛乳を加えてサッと混ぜる。

5.クッキングシートを敷いた天板に平らに流し入れる。

6.予熱しておいたオーブンに入れて、180～190℃で12分間焼く。（しっとり焼きあがるように、傍らに水を入れた容器を入れました）

7.固く絞った濡れ布巾にグラニュー糖を振り敷く。その上に、焼きあがったケーキを逆さに に置き、オーブンシートをはがしてジャムを塗る。

8.布巾の手前を持ち上げて、のり巻きの要領で巻き込む。しばらくそのままにして、形を安定させる。

9.適当な厚さに切る。

冷やして食べたいしっとりロールケーキ♪


ひとこと
両方とも、甲乙つけがたいほど美味しくできました。 ちなみに、母はこのケーキ、娘達は前ページのケーキが好きだそうです。 お菓子作りって深いです。