毎日のお助けレシピ/料理のABC関連情報

たらの芽天ぷら・山菜マリネ・蕨のあく抜き

裏山でタラの芽を採ってきました。大きいものは天ぷらに、小さなものは筍といっしょにマリネにしました。ほろりと苦い春の味でした。

大石 寿子

執筆者:大石 寿子

毎日のお助けレシピガイド

春をいただく

2.【タラの芽料理】

フキノトウもツクシも苦手な私ですが、タラの芽は大好き! なので、毎年いっとう最初に食べる春の味は、「タラの芽」になります。
タラノメの本当の名前は「タラの萌え」だと近所のお年寄りが教えてくれました。なるほど、まさにそんな風情で、タラの芽は木からポッと萌え出しています。それを 摘んでごちそうになる訳ですから、大事においしくいただきたいものです。
中国には、「お年寄りが一人亡くなるのは、図書館が一つ無くなるのと同じ事」そんなコトワザがあるそうです。 こちらも、また、なるほど~!なお話しですね。

タラの芽には、赤っぽいのと青い(緑)のがありまして、青いものの方がトゲが少なく美味しいです。袋を持って軍手して、裏山に行き、今年の初物を採ってきました。30分ほどで、家族4人の食卓には充分過ぎる量の青芽が収穫できました。

(次の人の為に、そして来年の為に、新芽だけを手で採ってください。木を切ったり、折ったりしてはいけません。木が死んでしまいます。)

タラの芽のおいしい食べ方は次のページになります。


◆山菜の基礎知識を知りたい方へ...

【関連】
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【山菜料理】

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【下ごしらえと料理のきほん】
【秋の山菜】


【蕨(ワラビ)について】
ワラビには血管年齢を若返らせる働きがあります。ただ、ワラビやゼンマイなどのシダ植物はアクが強いので、 キチンとアク抜きしなければなりません。

あく抜き法
1.ワラビ1束をバットに平らに入れ、重曹小さじ1を振りかける。
2.上から熱湯を、ワラビがかくれる位まで注ぎいれる。(料理の素材として使うのではなく、そのまま食べる場合は、火にかけて一煮立ちさせる。)
3.落とし蓋(紙でも)をして、一晩置く。
4.水を換えて、2時間以上さらす。

刺身(お浸し)として食べるなら、生姜醤油か、マヨネーズと醤油をかけて食べます。ワラビと味噌は、栄養的にとてもよい組み合わせになります。 ワラビを柔らかめに茹でて、包丁で叩いてネバネバにし、味噌、山椒の葉、(好みで砂糖も)を混ぜ込んで更に叩く、山形の郷土料理「ワラビたたき」は、さらに体に良い調理方法と言えます。 次のページでは「タラの芽の天ぷら」「春野菜のマリネ」を作ります。
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