【甲府】武田家ゆかりの史跡をめぐる
「山はあっても山梨県、海はなくとも甲斐(かい)の国」という言葉もある山梨県。県庁所在地のある甲府を中心にして、戦国時代に甲斐を治めた武田家にまつわる史跡がたくさんあります。《甲府》武田神社(2000年4月撮影) |
武田信玄の父、信虎が築き、信玄、勝頼と三代に渡って武田家の拠点となった躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)。その跡地に創建された武田神社は、武田信玄をご祭神として奉ります。春は桜、秋は境内の木々が美しく色づきます。
■甲斐善光寺(★★)
川中島の合戦に際して、武田信玄が信濃の善光寺の焼失を恐れて、善光寺の仏宝を甲斐の地に移動したのが甲斐善光寺の始まり。ご本尊が信濃に戻った後、改めて甲斐善光寺として現代も多くの人の信仰を集めています。
■昇仙峡(しょうせんきょう、★★★)
富士川水系の荒川が刻んだ険しく美しい渓谷が昇仙峡(しょうせんきょう)。紅葉の名所でもあり、断崖にそそり立つ覚円峰(かくえんぼう)、美しい流れの仙峨滝(せんがたき)と見所が盛りだくさん。トテ馬車に乗って、のんびりと風景を眺めるのも楽しいですよ。
■大法師公園(おおぼしこうえん、★★)
鰍沢(かじかざわ)にある大法師公園では、春になると丘の上にある公園全体が桜で覆われる美しい風景が楽しめます。
■恵林寺(★★)
甲府の東、甲州市塩山(えんざん)にある古刹。武田信玄の菩提寺で、うぐいす廊下や美しい庭園を楽しむことができます。
■猿橋(★★)
東京と甲府の中間、大月にある橋です。刎橋(はねばし)という珍しい構造の橋で、日本三奇橋の一つに数えられています。下を流れる桂川の渓谷美も楽しめます。