猿橋・山中湖の地図
今回の行き先は、【山梨】
川をたどり、猿橋~秋桜咲く山中湖へ
日本国内には、実に多種多様な橋が架けられていて、場所によっては観光名所となっている橋もたくさんあります。その中で「日本三奇橋」と呼ばれる橋があるのをご存じでしょうか?

岩国(山口県)の錦帯橋と並んで日本三奇橋の一つに挙げられるのが猿橋(山梨県)。独特の形で自然の中にとけ込んだ橋は、古き昔から名所として旅人たちに親しまれています。

今回は、猿橋をご紹介すると同時に、猿橋が架けられている川にも注目。その川の上流をたどっていき、コスモスが咲き乱れる場所など、そこで見つけた数々の名所もあわせてご紹介します。

機能美が自然にとけこむ猿橋

猿橋(1)
刎橋(はねばし)と呼ばれる独特の構造で作られた猿橋。自然の中にぴったりとけ込んでいます(2003年10月撮影)
猿橋Yahoo! 地図情報)は、山梨県の東部に位置する大月市にあります。猿橋の歴史は古く、奈良時代にかけられたという伝説が残っているとのことですが、実際にははっきりわからないとのこと。江戸時代には江戸と甲府を結ぶ甲州街道の一部として、たくさんの往来があったようです。

猿橋(2)
昔は木造だったが、現在の橋は鋼で補強した木材で再建したもの(2003年10月撮影)
猿橋は、日本に古くから伝わっていた刎橋(はねばし)という構造で架けられています。岸から木材を何本も斜めに重ねていくこの方法は、橋の途中に橋脚を作らなくて良いという利点があります。

川面から高い位置に架ける必要がある猿橋には、まさにぴったりの方法でした。ちなみに日本国内で現存する刎橋は、猿橋だけ。昔の人の技術を受け継ぐ貴重な財産となっています。

現在の橋は、鋼で補強した木材で1984年に再建されたもの。人だけが渡れます。橋のたもとから少し下る散策路があり、橋を少しだけ下側から見ることができますので、訪れたら日本唯一の刎橋の構造をじっくり眺めてみて下さい。

猿橋がかかっている桂川の正体は……?

猿橋の近くから眺める桂川
猿橋近くの散策路から眺める桂川。水の色の美しさに思わず目をみはります(2003年10月撮影)
猿橋は川面からの高さが31メートルあり、下を流れる桂川の水の色は美しく、思わず目をみはります。紅葉の時期には周囲の木々も紅葉するとのことなので、紅葉シーズンを狙って訪れてみるのもいいでしょう。

さて、この桂川ですが、実は神奈川県内を流れている相模川の上流にあたり、山梨県内では桂川と名前を変えて呼ばれています。

では「桂川はどこから流れてくるのでしょう?」という単純な疑問を元に、桂川の上流を目指してみました。そうすると、新旧混在でいろいろな名所を発見、源流がどこなのかも突き止められました。

続いては、その桂川の上流にある名所をピックアップしてご紹介しましょう。次ページに続きます。