ガーデニング・園芸/植物の種類と育て方

料理の名脇役、チャイブを育てよう!

育てる、見る、食べる、香る、癒される…そんなハーブを暮らしに取り入れてみませんか?今回はどんなお料理にも重宝するハーブ、チャイブのご紹介です。

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

可愛いピンクのネギボウズ「チャイブ」

チャイブ
ピンク色の花も可愛いチャイブ
チャイブの属名「Allium」は、ラテン語の「匂う」という意味の「alere」または「halium」からと言われています。また種名の「schoenoprasum」は、「Schoenus(ノグサ属)」のような姿をした「prasus(ニラ)」という意味です。チャイブは一本で生えていることは少ないため、複数形で「チャイブス」とも呼ばれます。

《 チャイブ 》
 学 名 : Allium schoenoprasum
 別 名 : セイヨウアサツキ、シブレット、エゾネギ
 原産地 : シベリア、ヨーロッパ
 科 名 : ユリ科
 属 名 : アリウム(ネギ)属
 性 状 : 耐寒性多年草
 開花期 : 5月~6月
 花言葉 : 忠実、素直、柔軟性

チャイブの効能と利用法

チヤイブ
イタリアンパセリと一緒にスープに入れても
チャイブは、食欲・消化促進、整腸、風邪、頭痛、強壮などに効果があるほか、殺菌作用もあるといわれています。他のネギ類に比べ臭みも少なく、万能の香味料として、またネギやニラの代用として和・洋・中どの料理にも重宝するハーブです。

2年目以降はピンクのネギボウズをつけますが、この花もサラダやスープに入れたりとエディブルフラワーとして利用できます。ただし花を咲かせた株は葉がかたくなってしまうので、花を収穫する目的がない場合は早めに摘み取りましょう。
葉は随時収穫できますが、花は七部咲き程度で収穫します。収穫した葉は、1週間程度なら冷蔵庫で保存できます。たくさん収穫できた場合は、冷凍保存しましょう。この他、花をドライフラワーにして利用することもできます。


酸性土を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を使って土の酸度調節をしておきましょう。買ってきた苗は、根を崩さないように注意して植え替えます。数株植える場合は、株間は15センチほどあけます。水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えます。


発芽までは乾かさないよう半日陰で管理し、芽が出揃ったら徐々に日の当たる場所に移します。草丈が 7~10センチくらいになったら、5~6本を束にして定植します。その後の管理は、苗から育てる方法に準じます。ただし種まきから一年間は、株を充実させるために間引き以外の収穫を控えましょう。 二年目以降は、草丈が15~20センチに伸びたらその都度収穫します。

チャイブは地下で分球して、どんどん株が大きくなっていきます。数年も放っておくと株が混んできて、葉色が冴えなくなったり花が咲かなくなったりします。 3年ほど経った株は株分けをして、リフレッシュさせてあげましょう。
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