ガーデニング・園芸/植物の種類と育て方

さわやかミントを育てて楽しむ!(2ページ目)

育てる、見る、食べる、香る、癒される…そんなハーブを暮らしに取り入れてみませんか?今回は誰もが知っているあのス?ッとした香りのハーブ、ミントの育て方・楽しみ方をご紹介します。

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド


ミントを苗から育てる

パイナップルミント
斑の入った明るい葉色のパイナップルミント
ミントは繁殖力が強く、とても育てやすいハーブです。種からも育てられますが、品種間で交ざりやすい(交雑)ので、好みの香りの苗を購入して育てるのがお薦めです。植え場所は、日差しが照りつける場所よりも、むしろ半日陰くらいの方が適しています。植えつけ前に苦土石灰で土の酸度調整をしておき、さらに堆肥などをすきこんでおけば万全です。

ミントは、庭植えにすると地下茎を伸ばしてどんどんはびこってしまい、他の植物を侵食しかねないので注意が必要です。地下茎が伸びていかないように鉢のまま埋め込むか、はじめから鉢植えで管理するとよいでしょう。また、前述のように交雑しやすいハーブなので、近くに違う品種のミント類を植えないようにします。

冬は戸外で越冬できますが、乾燥には注意しましょう。株元にマルチングを施してあげると、乾燥を防ぐことができます。

ミントの水やりと肥料の上げ方

ミントの花
ミントは他のハーブよりも水を好む
ミントは、あまり手をかけなくとも良く茂りますが、乾燥と夏の直射日光が苦手です。鉢植えは、鉢土が乾いたらたっぷりと水やりをします。夏は鉢の置き場所を変えるなどして、乾かさないようにしてあげましょう。

ミントは、肥料を与えすぎると香りが弱くなってしまいます。肥料を与えるときは、1000倍に薄めた液肥を月に1度程度で充分です。

ミントの病気

ミントに見られる病気として、「さび病」があげられます。さび病の症状は、葉が黄変し茶色の斑点が現れます。菌による病気なので、発生した場合は株を処分し、同じ場所にミント類を植えないようにします。

次ページは、ミントを種から育てる方法と殖やし方です。

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