ガーデニング・園芸/ガーデニング関連情報

for デザイン ガーデナーの本棚 Vol.3(2ページ目)

私の選んだガーデニング本をご紹介する「ガーデナーの本棚」。Vol.3は庭のデザインを考えるうえで、役に立つ本・参考になる本をご紹介します!

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

次にご紹介するのは小さな庭の実例集「花と緑を楽しむ3坪からのスモールガーデン(主婦と生活社・本体1300円)」です。
百聞は一見にしかずというか、実例というのは何にも勝る教科書だと私は思います。お庭のベストショットを捉えたグラビア雑誌はたくさんあるのですが、この本の参考になる点はそれぞれの庭の面積・敷地面積・庭の平面図などがついているところ。
たとえば、3坪というとわずか9.9平方メートルほどの庭になりますがそんな中にもガゼボを配したり、立体的に植物をあしらったり…。この本を読むと、庭が狭いからといって諦めたり嘆いたりしてはいられませんよ!
他に参考として、『5~15坪の狭い場所で楽しむガーデンプラン』の章ではケースバイケースの8プランを紹介しています。また、『坪庭のすすめ』も面白いですよ。

さて4冊目は講談社発行の、「ガーデンデザイナーが教える 小さな洋風の庭づくり(本体1500円)」です。著者の横山正文氏は、ガーデンデザイナーとして活躍中です。グラビア多用のガーデニング本が多い中で、こちらはちょっと目立たないかもしれません。
でも、中身は本格派!庭づくりをはじめる前に考えたい注意点、チェック項目、庭の問題点や庭の将来のこと。プロに頼む時の心得、自分で庭をつくるときの注意や庭づくリの費用のこと。ガーデンデザインのプロセス、庭の現況図の作りかた…と、この本には学ぶことがたくさんあります。
実際に私も、自庭のデザインを考えるときに大いに参考にさせていただきました。庭のデザインが決まってからの『プロから学ぶ実践テクニック』も何度も読み返しました。
庭は生きているので、絶えず変化していきます。はじめにこれで良いと思えたデザインも、時の経過とともに変化していくものです。時々、こういった本を読み返して、原点に立ち返ることも必要でしょう。

最後に参考までにもう一冊ご紹介!
建築知識別冊「緑のデザイン図鑑エクスナレッジ・本体3800円)」…こちらはプロ仕様の本ですね。「樹木・植栽・庭づくり」、そして「配植のテクニックと作庭の手法」とサブタイトルがついています。『樹木・植栽まるごと大図鑑』はグラビアで、植栽分布や特徴、用途や流通価格などが書かれています。作庭の手法(特に日本庭園)も本格的に学べるので、そういった意味で考えると価格は安いのかもしれません。

以上、今回は庭のデザインに役立つ本を5冊ご紹介しました。あなたの庭づくりの参考にどうぞ!
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