収納/収納関連情報

収納用品を買う前に知りたい3つのルール(3ページ目)

春は家具の購買意欲がそそられる時期です。でもちょっと待って。何だか便利そう、部屋の雰囲気に合いそうというだけで買っていはいけません。こんな筈ではなかったと後悔しないために、このルールを要チェック。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

ルール3:徹底的にサイズをはかる!

さてルール1,2ともに了解したうえで、やはり収納家具、収納用品が必要だと判断した場合に、まず最初にやるべきことは、収納家具や収納用品を置く場所のサイズを測ることです。

襖や扉の枠、床と壁の際にある巾木など、見落としがちな出っ張りが部屋のあちこちに。
部屋や押入など収納スペースの中というのは、それぞれの家によって異なります。店頭の商品を見ると押入サイズ、クローゼットサイズと表記してありますが、だいたいこの位なら入るはずという目測で買い物をしては絶対にいけません。
たとえば押入でも奥行きが70センチ、クローゼットなのに80センチということは、よくあるものです。

部屋に収納家具を置く場合には、特にサイズのことを注意しなければなりません。柱や梁の出っ張り具合、コンセントの位置も確認する必要があります。置きたい場所の幅、奥行き、高さを測って、簡単な見取り図をメモにして持ち歩く方が良いでしょう。さらに周囲の状況をカメラで撮影しておけば、店頭でのアドバイスも受けやすくなります。

徹底採寸のための注意点
・店頭で商品を選ぶとき、引き出しや扉の取っ手が突き出ている形状の場合は、その分も奥行きにプラスして、サイズを確認しましょう。
・収納家具や大きな収納用品を置く場所の寸法と、全く同じサイズのものを選んではいけません。必ず5センチ程度余裕をみておくこと。なぜなら測るときの誤差や、セットする際に手が入る隙間や、電気コードをはわせるためのスペースが必要だからです。

部屋が片付かないのは収納スペースが足りないから。だから、収納家具や収納用品を使いたいと思いがちです。
でも、収納家具や収納用品を買うということは、単純に費用がかかるだけではなく、そのために片付ける手間や時間もかけることになります。

収納スペースは今のままでも生み出すことができます。
それにはまず、今持っているものを見直すことです。
要らないモノを持ち続けていない?単にしまうだけで使い勝手の悪い収納になっていない?
自分にそう問いかけてみると、違う答えが出ることもあるのではないでしょうか。

その日の過ごしかた、これからの生きかたにつながる新・収納術。ガイド著書「朝、着る服に迷わないハッピー収納術」 をどうぞご覧ください。*本の詳細はこちらにあります。

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