引越し/引越し関連情報

お隣りがクレーマーだったら。

転居先で、いきなり専制パンチ! たとえ、近隣からクレームが寄せられたとしても、落ち込まないで。これらのアドバイスをもとに、一歩ずつ解決への糸口を探ってみましょう。

執筆者:All About 編集部

『幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり、不幸な家庭はどこもその不幸のおもむきが異なっているものである』といったのはロシアの作家、トルストイ。(「アンナカレーニナ」木村浩訳、新潮文庫)

同じように立ち並んでいる街並みをながめてみると、一見幸せそうに見えていても、抱えている悩みの形は人それぞれ、多種多様なようです。

新生活での心配事は人間関係

家族、人間関係
よき隣人に恵まれてすくすくと育ってほしいのに。
引越しの悩みといえば転居先での人間関係を真っ先にあげられる方も多いようです。その悩み事のたねとなるクレームは、多岐にわたっているようで、理解を超えるものも少なくありません。「なんでこんなことをするの?」「こんなことぐらいで文句を言われなければならないの?」との戸惑いの声が伝わってきそうです。


【ケース1】謝ったらそれで終わりですか?

閑静な住宅街に住むM さん。悩みは自分の家族でなく、お隣に住む元気な男の子。

「お隣のお子さんは、友達と家の前の道でサッカーや野球をして遊んでいます。子供の元気な声はいいのですが、道が狭いため遊んでいるボールがうちの敷地内に飛びこんでくるのです。そのボールは丹精込めて育てている花を何度直撃したことか。
以前お母さんが謝りに来てくださったこともあるのですが、その後も道端でのボール遊びをやめるわけでもなく、相変わらず花はボールの被害を受け続けています。

『謝ったのは、とりあえずの格好だけなの?』と解せない気持ちでいっぱいです。改めてお話をしたいと思っているのですが、言っても何の改善もされないのでは? そうすると、人間関係はこじれるし、こちらはますますイライラが募りそうで怖い気もしています」

【ケース2】蚊が大量発生!

間接的な被害なのですが……、というのは郊外に住むNさん。悩みは荒れ放題である隣の裏庭のこと。

「お隣に住まれている方はかなりの高齢者。もちろん仕方ないとは分かっているのですが、その方の庭の木々が伸び放題で、ジャングル状態なのです。しかも枝はうちの庭にまで押し寄せ、毛虫を落としていきます。
さらに困ることが、夏場になると発生する大量の蚊です。庭に出ることができず、ガーデン用のテーブルセットは4年たった今も、1度も使われることなく色あせてしまいました」

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