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転勤にはついて行きません! 妻たちの本音(2ページ目)

昨今のいろんな社会現象を反映してか転勤について行かない家庭が増えているようです。単身赴任を言い渡す妻たちの苦渋の決断を追ってみました。

執筆者:All About 編集部

帰ってくるたびに家計は赤字!?

引越し、お金
精神的苦痛の上にのしかかる出費
単身赴任という苦渋の決断をしたのちに降りかかってくるのは経済的負担。赴任地が遠いほど帰省費用は高くなり、家計を圧迫することになります。ただでさえ2つの所帯にかかる家賃、光熱費そして食費代。これに帰省交通費まで加わるとなれば、まさに泣きっ面に蜂とはこの事でしょう。

企業によって違う、帰省交通費の支給回数

頼りにしたいのが企業からの手当。少しでも補助してもらいたいところですが、帰省にかかる交通費を企業はどこまで負担しているのでしょうか。

先の財団法人労務行政研究所が「一時帰省往復交通費の支給回数」を調査しています。対象企業者数は上場企業及び店頭登録企業159社。次のような結果が出されました。(一部抜粋)

■月1回(年12回)54.7%
■月2回(年24回)20.1%
■2ヶ月に1回(年6回)5.7%
■3ヶ月に1回(年4回)1.9%
■2ヶ月に3回(年18回)1.3%
■6ヶ月に1回(年2回)1.3%

支給回数は50%以上が月1回に留まり、経済的にもかなりの痛みが伴うことは間違いありません。単身赴任を決定したのは、家庭の事情だからという企業側の言い分もあるのでしょうが……。



引越し、ビジネスマン
失われた時間を取り戻せるのはいつのことだろう
これから迎える高齢化社会、そしていじめや学力格差という社会問題。見知らぬところへ引越したくない理由は増すばかりです。これに対して企業側はどのような配慮を示してくれるのでしょうか。転勤がなければ少々給料が安くても家族一緒がいい、と考える人が増える可能性も今後捨て切れそうにありません。
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