牛乳や豆腐などは日持ちしないので、冷凍して長く保存できれば便利です。美味しく食べきる方法を紹介します
一手間かけることで食材を無駄なく便利に。もっとラクチンで美味しいひとりご飯の食卓のためのテクニックをお届けします。
乳製品の冷凍&解凍方法
一般的に乳製品は冷凍保存するのが難しいとされていますが、足の早いものだけに冷凍できれば、一度にたくさんは食べきれない一人暮らしにとって嬉しいですよね。そのままでは味が変わってしまったり、変質してしまったりするものもありますが、少し手を加えれば冷凍保存が可能なものもあります。ただし、乳製品はいずれもニオイを吸収しやすいので、冷凍するときはきちんと密閉できる容器や袋を利用することをおすすめします。
■牛乳
牛乳はホワイトソースにして冷凍しておくと、様々な料理にアレンジしやすいです。使いやすい大きさにして冷凍保存するのがポイント
なお、牛乳はホワイトソースに加工してから冷凍するのもおすすめです。グラタンやドリア、シチューなど、様々な料理に使えますので、牛乳が余ったときはまとめて作っておくと便利です。解凍するときは電子レンジで加熱します。ホワイトソースはフリーザーバッグに入れたあと、割り箸と輪ゴムで一回量ごとに仕切りをつけておき、凍ったあとにはずします。そうすると、冷凍したあとも簡単に手で割れて便利です。
ホワイトソースの簡単な作り方は、『電子レンジで簡単!ホワイトソースのレシピ』をご覧ください。
■生クリーム
ホイップしたものを絞り出して冷凍しておくことができます。凍ったままコーヒーなどに浮かせても◎
お菓子作り等に使いたいのであれば、泡立ててから冷凍することをおすすめします。ホイップ後製氷皿に入れたり、小さな容器に絞りだして冷凍し、固まってからフリーザーバッグへ入れておくと、あとで使いやすいです。解凍後のホイップはケーキなどをデコレーションするのには向いていませんが、シチューなどの料理やババロアなどの混ぜるお菓子、また飲み物に浮かべたりすることができます。
■ヨーグルト
水切りしたヨーグルトはサラダにトッピングしたり、お菓子作りにも使えます。小分けにして冷凍しておくと、手軽に使えます
また、ヨーグルトやコーヒーフィルタやキッチンペーパーなどで一晩程度水切りをすると、カッテージチーズのようにポロポロとした状態になり、これは冷凍可能。解凍後はサラダやお菓子に加えて使うことができます。
■チーズ
パルメザンやゴーダなどハードタイプのチーズは冷凍しても味が変わりにくいです。モッツァレラなどフレッシュチーズは味や風味、食感の違いが気になることも
チーズは冷凍で大きく変化してしまうかは、種類によって異なります。水分が多いものは牛乳などと同様、解凍すると脂肪と水分が分かれて、食感が変わってしまいます。水分が少ないハードタイプのものなら、冷凍しても味が変わりにくいですが、ピザやグラタン、パスタなど加熱調理して使うと、より気になりにくいでしょう。
■バター
10gごとなど使いやすい大きさに切って冷凍しておくと、使いやすいです
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