たくさん買った方が安いけど、一人暮らしでは食べきれない…。毎日自炊ができないから、野菜が余ってしまう…。そんなときに覚えておきたい冷凍術です
そこで今回は、トマトなどの実野菜(果菜)と、大量に買って余らせがちなにんにく・しょうがなどの香味野菜の冷凍保存および解凍の方法について、ご紹介します。
実野菜(果菜)の冷凍&解凍方法
トマト・きゅうり・ナスなどの実野菜は水分が多く含まれており、そのまま冷凍すると中の水分が凍り、解凍と同時に流れ出てしまうため、元々の味や食感とは異なるものとなってしまいます。ただし、いったん加熱調理してから冷凍保存するか、凍ったまま加熱調理することで、美味しく食べることができるものもあります。ここではトマトを例に紹介します。ソースにして冷凍
トマトを煮込んでソースにしたあと、フリーザーバッグに入れて冷凍します。電子レンジで解凍すれば、パスタなどのソースに。一度にたくさん作って保存しておくと便利です。
トマトは生のまま冷凍できる
トマトを丸のままフリーザーバッグに入れて、冷凍することもできます。解凍すると生のものと同じ食感にはなりませんが、トマトを使った煮込み料理やスープなど、つぶしてしまう食べ方なら、生のものと遜色なく美味しく食べられます。ちなみに、面倒なトマトの皮の湯剥きも一度凍らせて半解凍した時点で行うと、簡単にできます。
■ナス
ナスやきゅうりはそのまま冷凍すると、解凍したときにべちゃべちゃに。ひと手間加えて冷凍しましょう
■きゅうり
薄い輪切りにし、軽く塩もみをして、小分けにラップにつつんで、フリーザーバッグへ。冷蔵庫や常温で解凍し、酢の物やサラダなどに調理します。歯ごたえなどの食感はやや落ちることも。
■とうもろこし
茹でてから、フリーザーバッグへ。粒をはずして、小分けにして冷凍しておくと便利です。サラダや炒め物などは電子レンジで解凍してから、スープなどは凍ったまま調理します。
■ピーマン
加熱してから冷凍しても、解凍すると、食感も味も変わってしまうため、冷凍に向きません。細かく刻んで、スープなどの彩りにする程度なら、気にならないかも。
次のページでは、香味野菜の冷凍と解凍の方法について紹介しておきます。一人暮らしではぜひ覚えておきたいテクニック。>>次のページへ