一人暮らしブロガーさんに聞きました
デイリーウメダス 管理人:ウメさん 一人暮らし暦:通算8年 ブログ暦:2年半 メッセージ:私のブログは稚拙なものですが、手話動画は珍しいものだと思います。耳の聞こえない人を始め、こういう情報発信の仕方もあるんだということがわかっていただけたらと思います。 |
そのブログを離れて暮らす家族全員がご覧になっているとのこと。ブログを読まれているというのはどんな気持ちなのか、またそのご家族はどんなふうに感じているのかなど、ウメさんにお話を聞いてみました。
ガイド:
ブログを始めたきっかけは何ですか。
ウメさん(以下敬称略):
友達とブログが流行っているという話になり、やってみようかと思ったのがきっかけです。
家族には最初からブログの存在を知らせていたわけではないんですよ。隠しているわけでもなかったのですが、手話サークルをやっている人が私のブログを見つけ、母に存在を教えたようです。それから弟、父に伝わったみたいですね。
あまり家族のコミュニケーションが活発ではない我が家にとっては、ブログは良いツールかなと思っています。
管理人ウメさんが自ら登場して情報発信する手話動画など、話題も豊富なブログ。実家に帰るのは半年に一回程度だそうですが、これが家族とのコミュニケーションのきっかけになっているとも。 |
ブログの内容について、ご家族から反応はあるんですか。
ウメ:
弟は最近コメントを入れるようになりました。また手話動画にも出たいなんて言っています。あと、実家に帰ったときに料理などの写真を撮ると、母に「また載せるの? 綺麗に撮ってね」などと言われ、家族の会話の一部になっている気がしますね。
父は直接私に感想などは言いませんが、ブログをを楽しみにはしているようで、帰省すると、いつも「見てるぞ」とだけ言ってくれます。
ガイド:
ブログをご家族に読んでもらっていて、良かったことはありますか。
ウメ:
自分の近況を知ってもらえているというのは安心感があります。予告無く数日更新が途絶えたら何かあったと思って連絡がくるかもしれませんね。
あと、旅行に行ったことを言っていないはずなのに、なぜか家族が知っていると思って考えたら、ブログに載せていた…などということはよくあります。自分で書いたことなんですが、行動を見られているようで、ちょっと恥ずかしいかな。
ガイド:
ご家族のこと以外で、ブログを始めて良かったことはありますか。
ウメ:
ブログを通して、さまざまな出会いがありました。インターネットに顔を出したり、私生活をある程度公表するのに抵抗があるのかもかれませんが、出会いが広がるという良い面を今のところは強く感じています。
仕事柄、取材などで全国に飛び回ることがあるのですが、その時に知らない人から(聴覚障害者が多いです)声をかけられ、なぜか握手を求められたり(笑)、話しかけられたりすることもあります。全国に知り合いができたような感覚ですね。
ガイド:
最後にブログが続けられる秘訣、また面白さはどんなところにありますか。
ウメ:
情報発信をする楽しみを覚えたことです。自分の考えや、自分が知っている情報を周りの人にも知ってもらうことで、情報共有ができ、そのことについて話ができる面白さを発見しました。
また、自分は仕事で団体の機関紙を作成しているのですが、人に見てもらう文章を作成する訓練、日本語の勉強、手話動画では手話の練習にもなっています。
もしブログをやっていなかったら、もっとダラダラした生活になってしまうだろうなぁ。そういった意味では暮らしのメリハリにもなっています。
ガイド:
いろいろなお話、ありがとうございました!
次のページでは、ブログを楽しみにしているご家族の感想。また、ブログを始めるときの基本的な注意点について紹介します。>>次のページへ