一人暮らし/人を呼べるインテリアのコツ

和と季節のある部屋に暮らす(3ページ目)

古い和室に季節感を大事にしながら暮らす女性の部屋を紹介します。こだわりをもって集められた、しみじみと味わいのある家具や雑貨にも注目です。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

お気に入りは、お店の棚から私を見つめている

古いもの

古いラジオ、赤絵の皿や象の香炉など、ほとんどがご実家やお祖父さんのお家にあったものだとか。



ドアフック2個セット
ドアフック2個セット
(上)本棚の上に置かれたミニチュアのおもちゃにも目がないんだとか。卵のリアルな質感が楽しい。
(下)机の扉を開けると、ビーカーやフラスコ、化石など…理科室が現れた! 普段は見えないところにも遊び心が溢れています。
「こういった家具や雑貨はどこで買ってくるんですか?」とお伺いすると、「実家の物置から持ってきたモノも多いんですよ。両親がモノを捨てられない性格のおかげで、いろんなものが見つかりました」。お皿やラジオ、ミシンなど…、眠っていたモノたちも、平九郎さんの部屋で新たに息を吹き返したようですね。

よく行くお店は、「インテリアショップも好きですが、ガラクタ市みたいな古い雑多なものが並んだところが好きです。道端に座り込んで、安い掘り出し物を探すのが楽しいんですよ」と、平九郎さん。最初から古いものを買おうと決めているわけではないのに、気がつくと手にとってしまっているんだそうです。「本当のお気にいりは、お店の棚にあるときから、私のことをじっと見つめているような視線を感じるんですよ。気に入らないものは持たずに、自分の好きなものだけに囲まれて暮らせるのが理想です」。

トイレ

トイレの窓辺に飾られた青い硝子の瓶やグラス。光が当たると、キラキラと輝きます。


モノが豊富に溢れる世の中。安くて可愛いモノもたくさんありますが、だからこそ平九郎さんのように、本当に自分が欲しいもの、必要なものを取捨選択できるセンサーをきちんと働かせなくてはいけませんね。今度、実家に帰ったときに、押入の奥をこっそり探してみると、素敵な掘り出し物が見つかるかも!?


次のページでは、お正月にひな祭り、端午の節句など、日本伝統の季節や行事を大事にした部屋づくりのコツを紹介します。>>次のページへ
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