日本ならではの季節と行事を愛する暮らし

ミシンの上

ご実家からもらってきたという、今ではとても珍しい足踏みミシン。本体はなく使えるものではありませんが、それが飾り棚になって、季節の行事とともに彩られます。


お正月
ひな祭り
(上)お正月には、ひさごの絵柄の日本手拭い&紅白の水引がついたお正月飾りを。お皿も金を使った漆塗りの華やかなものに。
(下)桃の節句にはひな人形を。壁にもひな人形の絵柄のハンカチと、お祖母さんが手習いで縫ったという小さな振袖で掛けられています。
こだわり満載のお部屋ですが、特にこだわっているところを聞いたところ、「季節感」という答え。毎年お正月や桃の節句、端午の節句、クリスマスなど…、先ほどもご紹介したっミシンの上に季節感たっぷりの飾りつけをしているそうです。「日本手ぬぐいをあちこちに飾っているのですが、四季や行事に合わせたものをかけると、それだけでも季節感を出せて気に入っています」。季節を味わいながら暮らす様は、ほっこりと寛げるおばあちゃんのお家のように、優しい懐かしさをもたらしています。

季節の流れを意識する暮らしは、心にも余裕が生まれます。一人暮らしでは難しいときもあるかもしれませんが、食べ物やインテリア、音楽など、まずは自分の興味のあることから取り入れてみるといいかもしれませんね。


モノを買ったら、指定席を決めておくこと

玄関
玄関は、靴箱のデザインに合わせて和風に。沖縄旅行で手に入れた紅型を壁に飾って。
最後に、平九郎さんに部屋づくりのためのアドバイスを聞いてみました。「私が心がけているのは、机や床の上にモノを出しっぱなしにしないことです。疲れて帰ってくると、洋服やかばんをそのまま投げ出してしまいたくなりますが、必ずしまうようにしています。また、モノを買うときも、しまい場所はきちんと決めてから。モノの指定席を決めておくことが大事です。特に生活感があるものがバラバラと目につくところにあると、どんなに綺麗に掃除をしていても、見た目をそこなってしまうと思います」

モノのしまい場所を決めて、面倒がらずに片付けることは、簡単なようだけれども、これが意外と難しい。部屋づくりの基本中の基本は片付け。どんなに素敵な家具や雑貨を揃えても、散らかった部屋ではその魅力も半減。身につまされる人も案外多いのでは!?



平九郎さんは、私が以前からファンであった『ささやかな暮らし』というサイトの管理人さんで、私の方からぜひともとお願いして今回登場の運びとなりました。堅実でていねい、地に足のついた暮らしぶりは、一人暮らしのお手本とも言うべきものです。

料理や器、暮らしそのものの考え方など、今回だけではご紹介しきれなかったところが多くありますので、次回以降の記事にて取り上げさせていただく予定です。どうぞお楽しみに。

== 関連サイト ==
All About[インテリアコーディネートの基礎]凛とした和風モダンをモノにする
日本人の感覚にじっくりと馴染む「和」を意識したインテリアスタイルは、根強い人気があります。凛とした和風モダンスタイルを作るコツをご紹介しています。
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インテリア雑誌をまねても、生活してみるとシックリいかないことが多いもの。その原因は私たち日本人の持つDNA!? 日本人の独特な空間意識について考えてみましょう。


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