管理が行き届いている部屋は狙われにくい
管理の行き届いていない建物は、泥棒にとっては隙だらけ。ごみ出しや掃除などのマナーやルールは守りましょう |
あなたの住んでいるところは大丈夫ですか? 個人の心がけも大事ですので、次のようなポイントをチェックしておきましょう。
■ゴミ捨ては指定日に、正しい分別で
散らかっていたり、指定日が守られていなかったり、分別がきちんとされていなかったりするような地域は、人間関係が希薄なところだと判断されます。社会的ルールを守らない人は近隣の住人からの目を意識してないことが多いため、お互いの目が行き届いておらず、泥棒にとっては侵入しやすい建物と考えられるのです。
泥棒だけでなく、放火の原因にもつながりやすくなります。「みんなもやっているからいいや」と思わず、ゴミは指定日に、正しい分別で捨てましょう。
■ベランダと、その周囲にはなるべく物は置かない
ベランダでガーデニングを楽しむのは素敵ですが、泥棒の目隠しにならないように気をつけて |
「一階は防犯上不安、二階以上が良い」と言いますが、住んでいるのが二階以上だからといって安心はできません。高いビルは人目にもつきにくく、屋上から簡単に入ることができるため、あえて高層階を狙う泥棒もいるとのこと。
部屋を探す段階から見ておいてほしいことですが、ベランダに上ってこられるような物(木・物置・他の建物など)があると、泥棒が侵入しやすくなります。動かせるものなら、できるだけ遠ざけて。
また、ベランダには目隠しになるようなもの(植物や大きな物干しなど)は置かないようにしましょう。泥棒に隠れる場所を与えることになってしまいます。
■旅行中の新聞はきちんと止める
泥棒が留守かどうかを確認するときにはポストを見ると言います。ポストからはみ出すくらいに、郵便や新聞が溜まっていると、留守だと泥棒に教えていることに。数日でも忘れずに新聞を止めるようにしてください。また、ポストを見るのが面倒で溜めっぱなしというのも不在と誤解され、危険です。
■窓や玄関は補助錠やブザー、ライトなどで対策
泥棒は短時間で済ませるため、補助錠がついている部屋への侵入は諦める傾向があります。また、人目につきやすくなる音や光も嫌がります。
前ページで、賃貸住宅は大家さんの許可なく鍵を交換してはいけないとお伝えしましたが、部屋の鍵が簡単に開けられるタイプのものであるならば、大家さんにまず相談を。どうしても許可してもらえないときは、無理やり開けると鳴るブザー、人が通ると点灯するライトなどを玄関につけるのも効果的です。最近は賃貸住宅向けにネジや釘などを使わずに設置できるタイプのものも増えています。
また、侵入経路は玄関よりも、むしろ窓の方が多いそうです。窓につけられる補助錠や、ガラスの破損や振動によって鳴るブザーなどもつけておくと安心です。
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