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一人暮らしの防犯対策(2ページ目)

防犯に気をつけている人には当たり前のことですが、うっかりがありがちな危険な行為をピックアップ。日常のちょっとしたことから危険な目に遭ってしまわないように、基本の基本から確認しておきましょう。

河野 真希

執筆者:河野 真希

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チャイムが鳴ったので、誰かを確認することもなく、すぐにドアの鍵を開けた

一人暮らしの防犯対策

相手をきちんと確認するまでは、簡単にドアを開けてはいけません。ドアチェーンはいつでもかけておくことをお忘れなく

ドアを開ける前にはドアスコープで相手を確認し、場合によってはチェーンをかけたまま対応するようにしましょう。中には「宅急便です」「消防署の方から来ました」などと言ってドアを開けさせ、強盗や暴行、宗教の勧誘、また強引な押し売りなどを行うケースもあるようです。

チャイムが鳴っても出ないようにするのもひとつの手。宅急便の場合は、差出人の名前を言ってもらってからドアを開けたり、また不在連絡をもらってから時間を指定した上で来てもらうようにすると安心です。

なお、かくいう私もかつて「水道局の方から来ました」という人にうっかりドアを開けてしまい、浄水器を売りつけられそうになったことがあります…。途中で「怪しい」と思って追い払いましたが、女性の場合は男性と一対一で面しているだけで恐怖を感じると思います。うっかりドアを開けたことで、犯罪に巻き込まれることのないよう十分に注意してください。

郵便配達の人が困らないように、表札にはフルネームが書いてある

一人暮らしの防犯対策

ポストの名前以外に、ドアや窓、ポストなど誰も目につく場所を飾りつけをすることも危険です。インテリアを楽しみたい気持ちはわかりますが、女性が住んでいることが一目瞭然です

最近はマンションやアパートでは表札自体出していないことが多いですが、特に女性の場合、表札やポストにフルネームを書くことは危険。女性の一人暮らしであることを世間に公表しているのと同じです。

私個人としては表札に何も書かなくてもいいと思いますが、マンションなどの決まりでどうしても名前を書かなくてはならない場合は、苗字だけ、もしくはお父さんの名前を借りて男性の名前を書くなど、女性であることは知られないようにしましょう。

ポストには鍵がなく、中の郵便物は誰でも取り出せる

一人暮らしの防犯対策

集合住宅のポストではダイヤル式の鍵がついていることが多いですが、もしついていない場合は、自分で鍵をつけて防犯に努めましょう

郵便物は個人情報の宝庫です。「別に見られても困るものはない」と思うかもしれませんが、公共料金の請求書や明細などが盗られれば、名前や電話番号などが知られることとなります。

一般的なアパートなどはポストが誰でも近づける場所にあると思いますので、鍵をかけないことは非常に危険です。毎回きちんと鍵をかけているか確認し、もし鍵がついていないタイプのものであれば、自分で小さな錠前をつけるなどするようにしましょう。

また、面倒だからといって郵便物がポストから溢れかえった状態にしてしまうのもダメ。そうなると、投函口から簡単に取り出せてしまえます。毎日まめにポストを確認するようにしましょう。

次のページでは、引き続き防犯常識チェックを詳しく解説。洗濯物の干し方や部屋の鍵についてお話します>>次のページへ
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