引越に必要なお金
初めての一人暮らしの場合、購入した家具や家電を直接新居に配送してもらえるので、荷物が少なくてすむことも。業者に依頼するかどうかは荷物の量も考慮しておきましょう。 |
ここでは初めての一人暮らしということで荷物もあまり多くなく、また隣接した他県から軽貨物運送業者を使っての引越として考えました(赤帽ホームページより概算)。赤帽に代表される軽貨物運送業者は引越業者よりも料金が安く、また距離や荷物量に応じた明瞭な料金体系なので、一人暮らしの引越でよく利用されます(参考:ガイド記事「引越業者の特長と選び方」)。
● 走行距離90キロメートル・積み込み積み下ろし作業時間合計45分の場合
10キロメートルまで | 1,860円 |
11~50キロメートル | 7,400円 |
51~90キロメートル | 5,800円 |
荷扱労力費(45分) | 1,350円 |
地区割増料(東京) | 400円 |
合計 16,800円 |
生活必需品を揃えるのに必要なお金
キッチン家電は値段によって機能に差が出ることがあります。ケチって最初に安いものを買ったけれど、結局機能が物足りなくてあとで買い直すなんてことのないようによーく考えて。 |
ここでは、基本的なシングル向け家電を新品で購入したと考えたときの平均的な費用を紹介します。最近はシングル向けの家具家電がセットになったお得なシリーズも各メーカーから発売されています。
冷蔵庫(135L) | 30,500円 |
炊飯器(3合焚きマイコン) | 7,000円 |
オーブンレンジ | 18,000円 |
洗濯機(全自動4.2L) | 28,000円 |
テレビ(14インチテレビデオ) | 24,000円 |
掃除機(サイクロン式スティック型クリーナー) | 14,000円 |
合計 121,500円 |
その他にカーテン、照明、寝具、調理器具や食器、バス・トイレ用品、その他雑貨類にもお金がかかります。ここでは5万円程度と見積もっておきます。
初めての一人暮らしに必要なお金の合計は?
さて、これまでシュミレーションしたお金を合計してみましょう。部屋を借りるために必要なお金 | 485,000円 |
引越に必要なお金 | 16,800円 |
家電を揃えるのに必要なお金 | 121,500円 |
その他必需品等に必要なお金 | 50,000円 |
合計 673,300円 |
どうでしょうか? 思ったよりも高かったでしょうか? 安かったでしょうか? 地域や部屋の家賃等によって大きく変わりますが、初めての一人暮らしをスタートするときには、最低でも50万円、平均的に70万円程度は用意しておく必要があるようです。なお、一人暮らしをスタートさせてから、その後お給料が出るまでの生活のお金も必要です。部屋の契約や引越だけですっからかんになってしまわないように、ある程度余力を残しておいてくださいね。
「家賃の安い部屋にする」「自分で引越をする」「オークションやリサイクルショップで買う」「家族や友人から譲ってもらう」などで、費用を押さえることもできますよ。
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