手紙の書き方・文例/暑中見舞い・残暑見舞い

残暑見舞いの書き方文例!ビジネスやプライベートで使えるキーワード

ここでは、残暑見舞いの書き方のコツと文例集・マナーをご紹介します。残暑見舞いとは、暑中見舞いより後に出す手紙のこと。友人や知人に送る際の例文としてぜひご活用ください。残暑見舞いもいくら残暑が厳しくても8月末までには出しましょう。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

残暑見舞いの書き方文例集&使えるキーワードをご紹介

残暑見舞いの書き方文例集&使えるキーワードをご紹介

残暑
キーワードは、甲子園→高校野球→残暑見舞い
暑中見舞いの時期に出せなかったり、暑中見舞いをもらいっぱなしで、お返事を出すのを忘れていませんか? 残暑見舞いもいくら残暑が厳しくても8月末までには出しましょう。
 
 

残暑見舞いのキーワードをご紹介!

冒頭は「残暑お見舞い申し上げます」と季節のごあいさつの言葉を書き出しに後は形式にこだわらず、相手の安否を尋ね、そして自分の近況を知らせればよいのです。

プライベートな色合いを出してもOK。また引越し、転勤、結婚、出産などお知らせを兼ねて送ることもできます。またお中元をいただいたお礼状として、挨拶とお礼のひと言を添えたりしもよいでしょう。

■残暑見舞いキーワード
  • 残暑の候

  • 夏の疲れが出る頃です。

  • 残暑なお厳しき折から。

  • なお厳しい暑さが続きます。

  • 立秋とは名ばかりのこの暑さ

  • 残暑ひときわ身にこたえるこのごろ

  • 相変わらずの暑さが続いております。


■残暑見舞いNGワード
  • 「盛夏」はNG。残暑見舞いでは「晩夏」「立秋」「葉月」

  • 「お体ご自愛下さい」はNG。「自愛」とは身体や健康という意味。「お体ご自愛下さい」と使うと完全に重複していますので、「どうぞご自愛くださいますよう」と使いましょう
 

残暑見舞いにメッセージカード

残暑
簡単な挨拶言葉で、メッセージカードを送りましょう。
はがきだけが残暑見舞いではありません。ご挨拶としてのメッセージカードはいかがでしょうか。そもそも「お見舞い」とつく言葉。相手の健康を気遣い、お互いの近況を報告しあうメッセージを送るもの。本来は日頃お世話になっている方を訪ねてご機嫌をお伺いするものだったのです。

■「暑中見舞い申し上げます」の代わりには

「おかわりありませんか?」
「ご無沙汰しております」
「ご機嫌いかがですか?」
「いかがおすごしですか?」

簡単なご挨拶でもOK。メッセージカードにして送ってみてはいかがでしょう。
 

残暑見舞いのタイムリミット

残暑見舞いも8月ぎりぎり遅く送ると、もらった相手方が返礼するのに困ってしまいます。いくら残暑見舞いといえども送るなら早めにどうぞ。

ではいつまでに送ればよいのでしょうか。人によっては8月中、また9月始めまでとタイムリミットがはっきりしません。二十四節気の「立秋」の次の節気は「処暑(しょしょ)」があります。毎年8月23日ごろで、昼間はまだまだ暑い日が続きますが、朝夕は涼風が吹きわたる初秋の頃。そして暑さが落ち着く時期と言う意味です。

実際は夜も厳しい暑さが続くものですが、この処暑から次の節気の白露 (はくろ・9月8日ごろ) までに出せばよいという考えもあります。しかし9月を迎えると、さすがに朝夕は涼風が吹きわたる初秋のイメージが感じられますので、できれば8月いっぱいまでに送っていただきたいものです。
 

残暑見舞いの書き方 文例集

■文例1 友人へ

残暑お見舞い申し上げます
立秋とはいえ、連日の猛暑に少々参っておりますが、皆様お元気でしょうか。

夏休みも後半に突入しましたが、おかげさまをもちまして、子供たちも宿題に追われながらも元気に暮らしています。先日は家族で○○に行って来ました。夏とは思えない涼しさで、体調を取り戻し、リフレッシュして来ました。

秋も近づいておりますが、どうかお体大切にお過ごし下さいますようお祈りしております。

■文例2 夫の両親へ

残暑お見舞い申し上げます
暦では先日が立秋ですが、まだまだ暑い毎日が続きます。
その後お元気でお過ごしでしょうか。
お盆に家族で帰省した時にはいろいろとお世話になり、ありがとうございました。

こちらに戻ってからは子どもたちも残しておいた宿題に取りかかり、毎日頑張っております。

まだまだ暑さは続きますが、ご無理をなさいませんように。
 

残暑見舞い状への返礼 文例集

■文例1 知人へ

残暑の候、ご無沙汰しております。
残暑見舞いをいただきまして、ありがとうございました。

今年は異常な暑さで、熱帯夜が続き大変でしたが皆様におかれましてはお元気のご様子、何よりと存じます。

私どもも暑さに負けず、何とかこの夏を乗り切っております。

残暑厳しい折柄、どうかご自愛くださいますようお祈りいたします。


■文例2 知人へ

残暑お見舞い申し上げます
ご丁寧に暑中見舞をいただき、ありがとうございました。

この暑さの中、お変わりなくご活躍のご様子、安心いたしました。私たち家族一同も元気だけがとりえ、暑さにめげずに皆、元気に頑張っております。

まだまだ厳しい残暑が続きそうですので、どうか夏負けなどなさいませんように。

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