お歳暮には「これからも変わらぬお付き合いを」と言う意味があります。 |
12月に入りました。もうお歳暮を贈る時期ですね。ご準備はできましたでしょうか?お世話になっている方への感謝の気持ちを表すお歳暮。マナーに関していろいろと悩む事はありませんか?こんな時どうすればいいのか、困った問題をまとめてみました。どうぞお役立て下さい。
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お歳暮がきちんと届いているかしら?
保存のきかない生ものなど、きちんと届いているのか心配ですよね。届いたかどうかをこちらから聞くのも、相手に催促しているようで、いやな感じ。
しかし最近のデパートや宅配便は、システム化されていますので、伝票番号で相手がいつ受け取ったのかがすべてわかります。確認しておくと安心です。
また贈り物が届く頃に送り状を出したり、親しい方なら電話で送った事を知らせることもよいでしょう。相手の都合に合わせて期日指定で贈る手もアリです。生ものの贈り物は、届けるタイミングが大事。
■いただいた贈り物が壊れていた、腐っていた時は?
配送業者やデパートなどにすぐに連絡します。状況によっては、品物をすぐに取り替えてもらうこと。贈り主には関係ないので、相手に伝えないようにするのがマナーですが、お礼状は送るように。
■送り状は届いたけれど、品物はまだ届かない時は?
送り状が届いてから、しばらく様子をみても品物が届く気配がなかったら思いきって手紙かハガキで尋ねてみましょう。「送り状が届きましたが、品物がまだ届いておりません。失礼かと思いましたが、何か手違いがあってはいけませんので、手紙を書きました。」
■贈った品物が送り返された
- 配送ミスの場合
「こちらの手違いで、お贈りするのが遅れました。申し訳ございません」とお詫びします。そしてもう一度贈りなおしましょう。
贈った先方から送り返された場合
「心なくお贈りいたしまして、大変申し訳ありません」とすぐにお詫びの手紙を出しましょう。今後は季節のごあいさつだけにとめておきましょう。
一度きりの場合はお歳暮でなくお礼として
お歳暮には「これからも変わらぬお付き合いを」と言う意味も含まれていますので、一度贈ると、恒例になって毎年贈ってしまうはめに・・・と思っている方いませんか?そんなことは心配ご無用!たとえば今年だけ特別お世話になった場合なら、年末であってものしを「お礼」にすれば大丈夫。
■今年限りでお歳暮を贈るのをやめたい場合
今まで贈っていたのに急にやめてしまうのには、勇気がいりますよね。しかしお付き合いがだんだん疎遠になってくると、お互い気を遣ってしまうということもあります。いろいろと方法を考えてみました。
たとえば金額を下げてみてみる、お中元をやめてお歳暮だけにする、そしてそのお歳暮も次の年にはやめる。と言うのはいかがでしょうか。お歳暮ではなく、お礼にして送ると言う手もアリです。
またお中元やお歳暮の時期とは関係ないときに感謝の気持ちとして何か贈ってみてもよいかもしれませんよね。そして季節の便りは必ず出すと言うように。相手に不快感を与えないように気をつけるのがポイントです。
■お歳暮を受け取りたくない場合
贈られる理由がない、困るものを贈ってくる、つき合いがないのに贈ってくるなどいろいろなケースがあります。そういう場合は、お礼状に「…このようなものをいただいてしまい、心苦しく思っております。今後はこのようなお心づかいは無用にしてください」というような趣旨のことを書いてお断りします。
また、この内容のお礼状と一緒に、同じぐらいかそれ以上の品を返すというやり方がお互い失礼にならないでしょう。
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