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ビジネスマナー・お祝い事編

ビジネスの世界でもマナーは人間関係を築く大切なこと。社会的な常識を問われる前にしっかりと身につけておくことです。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

職場では、仕事以外にプライベートな面でのお祝い事など、さまざまなおつきあいがありますよね。気をつけないといけないのは、一人勝手な行動を慎む事です。会社内部の規定があれば、それにそって考え、周囲の人との足並みをそろえ、また職場の上司や年長者の人に相談することが不可欠です。

栄転のお祝い

お祝い品
会社内部のルールに従い足並みをそろえる事が大切。
同じ職場、所属先の人の場合は、送別会を開くのが一般的。それぞれの会社、部、課で決まっていることが多いので、できるだけその慣習に従うのがベストです。各部署やグループでお金を集めて「餞別」のご祝儀を渡す場合が多いようですが、くれぐれも個人プレーにはしってひんしゅくをかわないように気をつけましょう。

仲人など特にお世話になった上司などは個人的にお祝いしてもいいでしょう。その場合は会社でのお祝いはさけ、自宅に訪問するなどしてあくまでも個人的立場で贈ることを守ればいいでしょう。


昇進のお祝い

昇進しそこねた方のことも考えて仲間内でささやかに行う事がベスト。直属の上司の場合には、直接本人にお祝いのあいさつをします。

※お祝い品は?
ベルト、ネクタイ、手帳、ゴルフ関連などの身の回りの品、ビジネス関連、趣味の品などが多いようです。金額の目安は部課単位やグループでは1万円から3万円ぐらい。祝儀袋は、所属部署の有志などで、連名に。

個人では5千円から1万円ぐらいが無難なところ。目上の方に現金を贈るのは、失礼にあたりますが、やっぱり現金が一番という考え方もあります。その場合は商品券などがよいでしょう。

※辞令が下りてから1週間以内に贈ります。
栄転・昇進を祝う


取引先のお祝い

この場合は、会社として対応しますので、個人的に昇進や栄転のお祝いすることは稀です。しかし、特別にお世話になった方の場合は、上司に相談して、当人宛にお祝いを贈ることもあります。

※新築披露、新社屋落成祝賀会などの会社の儀式には現金やギフト券などのご祝儀を持参。また前日までに花や観葉植物などを届ける場合もあります。


出産のお祝い

花束
贈るタイミングは、生後2~3週間後を目安に。
同じ職場の人に子どもが生まれたら、各部署やグループでお金を出し合ってお祝いをします。贈るタイミングは、生後2~3週間後を目安に。また同じ職場の女性社員の出産のお祝いは、退院してすこし落ち着いた頃にメッセージカードや花束など、お祝いの品を贈ればよいでしょう。好きなものが選べる商品券、現金を贈るのも一つの方法です。

※友人・知人のお祝いの目安は3千円~1万円。上司・同僚などは連名で5千円ぐらい。
出産祝いを贈る


叙勲(じょくん)や受賞(受章)のお祝い

退職者や会社の功労者にあたる方々が国からお祝い事を授かることを受章、また民間から賞を受けることを受賞といいます。これを会社の儀式として取り行ったりお祝いを贈ることがありますので、社員としての立場をよく心得ておくことが大切です。

本人または関係者が、授賞式後1週間から10日の間に祝賀会を開き受賞報告をします。祝賀会に招待されたら「御祝」として現金を持参しますが、会費制の場合は、お祝いはしないのが一般的(会費がお祝い)です。

叙勲・受賞(受章)のお祝い

ビジネス関係でのお祝いはそれぞれの内部規定に従って、足並みをそろえたほうが無難です。特に栄転や昇進など人事のことは噂が先行して辞令が出る前にみんな知ってたなんてことも良くある話。お祝いは正式な辞令が出た後にしたほうがよいでしょう。職場の慣習に従うのが基本のポイントです。

<関連リンク>
・栄転・昇進を祝う
・出産祝いを贈る
・叙勲・受賞(受章)のお祝い
・贈答早見表(長寿新築昇進編)
・贈答早見表(出産~成人式)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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