小動物/フェレットの飼い方

フェレット! フェレット! フェレット!!

「フェレット」と聞いてどんな動物かわからない人は少なくなったものの、まだ間違った情報を持っている人は少なくありません。フェレットって、ほかの動物とも仲良くできて、子供に好かれるペットなんですよ。

執筆者:村田 亜衣

フェレット
好奇心旺盛で遊び好きなフェレットは、ほかのペットとも子供とも仲良くなりやすいペットです。
「フェレット」と聞いてどんな動物かわからない人は少なくなったものの、それでもまだフェレットに関して勘違いや間違った情報を持っている人は少なくありません。フェレットって、ほかの動物とも仲良くできて、子供に好かれるペットなんですよ。

フェレットの特徴

フェレットは、にょろんとした身体をしたイタチの仲間です。野生のイタチやおこじょを想像した場合、とてもペットとして飼うことはできないと思ってしまうかもしれません。でも、ご安心ください。フェレットは、小さなペットの中では数少ないペット用に改良され、作られた種類です。

ペット用に改良されたフェレットには、野生での生活というのがありません。フェレットを作る際に用いられたヨーロッパケナガイタチの野性下での生活を参考にすることはできます。でも、ペット用に改良されていますので、わざわざ野生を考慮しなくても大丈夫です。フェレットは、犬や猫のように人間にとって飼いやすいペットなのです。

フェレットの特徴は、まずは身体でしょう。やわらかく細長い身体を持つフェレットは、せまい隙間や小さな穴にもぐりこむのが得意です。おかげで、思ってもいなかったいたずらをされてしまうこともあるのですが、これは昔フェレットがウサギ狩りなどに使われていたことを考えると当然に思えます。

ウサギ狩りのお供といえばダックスフンドの方が有名だと思うのですが、18世紀の絵画などに描かれていますので、フェレットもウサギ狩りのお供をしていたようです。ダックスフンドよりも小さいフェレットは、ウサギ穴の大きさによってはダックスフンドよりも活躍していたのかもしれません。

次なる特徴は、フェレットの性格でしょう。個性というものがありますのですべてのフェレットがそうだと言うわけではありませんが、ほとんどのフェレットは好奇心旺盛で遊び好きな性格をしています。飼ったその日から遊びの誘いに乗ってくれますので、飼いやすいと言えるでしょう。

飼いやすさの秘密は好奇心?

フェレットと犬
相手が嫌がることはありますが、フェレットがほかのペットを嫌がることは少ないです。
フェレットの特徴の1つである好奇心は、フェレットを飼いやすくさせているように感じます。好奇心が旺盛なために新しい環境に慣れるための時間が少なく、飼ったその日からとはいかなくても、飼って数日以内には楽しく遊べるようになります。

好奇心が旺盛なために、ほかの種類のペットと仲良くなるのも比較的簡単です。ただし、しつこく臭いを嗅ぎにきたり、後をつけ回したりするフェレットをほかのペットが警戒することはありますので、どんな相手とも簡単に仲良くなるわけではありません。でも、警戒心の強い子同士を仲良くさせるのに比べれば、フェレットと仲良くさせるのは簡単と言えるでしょう。

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